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〜Motoki Side
面会時間ギリギリになって、シルクとあかりは帰って行った。
と、思ったら。再び扉が開く。
あ「ねぇ、モトキ。」
声のした方を向くとあかりがいた。
あれ、今さっきシルクと帰ったんじゃ...?
モ「どうしたの?」
あ「...」
何かを言いたそうだけど言いづらい、そんな感じで。
モ「おいで。」
腕を広げて呼べばあかりは俺の胸に頭をくっつけて俺の腕の中に収まった。
頭を撫でてあげると喋りだした。
あ「さっきの、Aちゃん...。私、好きじゃない...。」
モ「大丈夫、俺はどこにも行かないから。」
あ「絶対だよ...絶対、約束してね。」
モ「約束するよ。」
何分か俺はあかりの頭を撫で続けて。
面会時間が過ぎてしまった。
あ「もう行かなきゃ。明日もまた来るね。」
モ「ありがとう。気を付けてね。待ってる。」
Aちゃんに対して不安を感じたのか、今までに見たことないくらい甘えてきた。
大丈夫だよ、俺はちゃんとあかりが好きなんだから。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高校1年の夏。
俺はあかりに告白された。
一番最初の席が近かったことがきっかけで仲良くなり、よくはなすようになった。
俺が好きになるよりも先にあかりからの好意に気付いた。そこから俺もあかりに惹かれていった。
あ「ずっとモトキのことが好きでした。」
あ「私と付き合ってください。」
震えた声で言われたあかりの本当の気持ち。
嬉しくて、可愛くて。
モ「俺も好きです。」
モ「絶対幸せにするから付き合おう。」
告白の返事をして、あかりを抱きしめて。
絶対幸せにする。俺があかりを。
大切にする。ずっとそばにいてほしい。
あ「私ね、今、すごく幸せ。」
モ「俺もだよ。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それから約3年。
喧嘩することもあったけど今も幸せな時間がずっと続いてるんだから、大丈夫。
何も心配することはないよ、あかり。
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らゆ(プロフ) - ヒデさん» 自分のオリジナル作品だと勘違いしていました、指摘ありがとうごさいます。 (2019年2月16日 2時) (レス) id: cb9b22eb8a (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月15日 6時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らゆ | 作成日時:2019年2月15日 1時