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長かった授業も終わり、教科書を片付けていると隣の席の彼に話しかけられた。
?「あのさ、俺モトキって言うんだ。
名前聞いてもいいかな?」
「モトキくん...。私はAです。」
モ「じゃあAちゃん、もしよかったら一緒にお昼食べない?」
「え...」
突然のことに驚いた私は何も喋れなくなった。
モトキくんは私が嫌がったと思ったのか必死に謝る。
モ「あ、ごめん!俺まだ友達できてなくて、ちゃんと話せたのがAちゃんだけだったから嬉しくなっちゃって...ごめんね急に、ちゃん付けで名前呼んだのも、ごめん!」
「全然大丈夫だよ!嫌じゃなくて、びっくりしただけで、私も...その、まだ友達できてないから嬉しい!」
これはほんとのこと。仲いい友達はみんな別の大学に行ってしまい、友達0で大学に入った私は今も友達ができていない。
だから嬉しかった、話しかけてくれたのも。
モ「ほんと?真剣に授業受けてるところとかいいなあって思って、仲良くなりたいって思ったんだよね。」
まただ。ふにゃっと笑う彼に少しだけドキッとしてしまう。
「なんかそれは恥ずかしいけど、ありがとう?」
モ「どういたしまして。笑
じゃあ、お昼は食堂でいいかな?」
「うん!私行ったことなくて、楽しみ。」
モ「俺もないんだよねー、楽しみ笑」
初めて喋ったのに何故か話せる。
それはきっとモトキくんの性格がそうさせてるのかもしれない。
とりあえず、1人目の友達ゲット...かな?
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らゆ(プロフ) - ヒデさん» 自分のオリジナル作品だと勘違いしていました、指摘ありがとうごさいます。 (2019年2月16日 2時) (レス) id: cb9b22eb8a (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月15日 6時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らゆ | 作成日時:2019年2月15日 1時