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大学に入学して数週間が経った。
私はあまり目立つようなことは好きじゃないから講義は一番後ろの席を使うようにしている。
一番後ろは使う人があまりいないため、少し広々と使えるから楽だ。
今日もそんなことを思いながら講義を受ける準備をしていた。
あと1分ではじまる、と思っていると真後ろのドアがそーっと開いた。
こんなギリギリな時間に来るなんてどうせチャラチャラしてるんだろうと思っていると肩を優しく叩かれる。振り向くと黒髪で短髪な寝癖頭の童顔な男の人が眉をしかめて立っていた。
なんだ、期待外れなんて思ってしまった。
？｢あの...ここって誰か座るかな？｣
私の隣の席をちらっと見てそう言った。
突然話しかけられたことに驚いた私は5秒ほど固まってしまったがすぐに気を取り戻して応えた。
｢誰も座りませんよ。｣
少しぶっきらぼうな言い方になってしまったが男の人は何も気にしていないようでよかったあ...と安心したように言い、私の隣に座った。
？｢今日寝坊しちゃって、いつもなら前の方に座って るんだけど時間ないから座れないかと思ってたん だ。ありがとう。｣
ふにゃっとした笑顔で男の人は言う。
いつもならってことは同じ授業なのかな、と思ったが見たことがない顔だ。もしかしたら私が周りを見ていないだけかもしれないが。
｢そうなんですか、よかったですね。｣
私も今度は少し笑みを浮かべながら言う。
ちょうどそのタイミングで授業が始まった。
男の人は何か言いたそうだったが、私が前を向きシャーペンを手に持ったことで真面目に授業を受けることに気付いたのか何も言わなかった。
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らゆ(プロフ) - ヒデさん» 自分のオリジナル作品だと勘違いしていました、指摘ありがとうごさいます。 (2019年2月16日 2時) (
レス) id: cb9b22eb8a (このIDを非表示/違反報告)
ヒデ - オリジナルフラグ、ちゃんと外して下さい。違反です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい。 (2019年2月15日 6時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らゆ | 作成日時：2019年2月15日 1時
