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2日目 ページ6

疲れと酔いで眠ってしまった松田を寝室に押し込み自分もソファに体を沈ませた昨夜


誰かに揺さぶられて目を覚ました


「なぁ、どういうつもりだよ狼輝さんよォ…」


『ン…あぁ。寝落ちてしまったからな。家知らないし、かと言って財布や携帯を勝手に見るのもなと。起こすのも気が引けたし。あ、もしかして布団が臭ったか?』


「ちッッッげぇよ、いや何で…あー、もういい。」


葛藤の末ぐしゃぐしゃと頭を掻きむしった後に何かを諦めた松田。解せぬ。最後まで言えよ気になるだろう


「その、悪かった。布団も借りたし迷惑もかけた。この借りはちゃんと返す。」


『律儀だな。まぁ気にするな。あまり飲んでないし大丈夫だとは思うんだがしじみ汁が小鍋の中、冷蔵庫にサラダ、肉巻き豆腐がフライパン、炊飯器の中に雑穀米。良かったら食べてってくれ。』


そう言って再び目を閉じる
非番の日は大抵こうして睡眠に時間を費やしている
…何故か分からんが異常なくらいに眠いのだ


「あっ、おい」


松田が何か言いかけていたが私の意識は沈んでいった



------

「何処だよココ」


朝、自分の部屋ではない所で目が覚めた。
昨日狼輝に連行されたのは覚えてる。でも帰宅した記憶はない。今自分がいるベッドは明らか自室の物じゃない。見た感じだとホテルでもない。


じゃあここは何処なんだ


寝室から出ると、リビングらしき部屋に出た
そこにあるソファの上で狼輝が眠っている
………ここコイツの家か
とりあえず起こさなくては帰れない。


「おい、起きろ」


軽く肩を叩いても何の変化も起こらない


「おい、」


揺さぶってみてもうんともすんとも言いやしない


「…勝手に帰るか…?」


鍵はポストに入れときゃ大丈夫だろ


と思って玄関に出たらポストが無かった
割と良いとこのマンションらしく、1階にポストがあるようだ
流石にそこに鍵入れるのはまずいよな…


仕方がないかからもう一度起こそうと試みる


が、一瞬起きたと思ったら気にする場所がそこじゃねぇッッッいや別に飯について聞いてるんでもねぇんだよッッッえ、もう寝た?は?もしもし?もしもーし???


とこんな風に色々疲れたのはまた別の話。
ちなみに飯は美味かった。久々に美味いもん食った。


それでも起きなかったコイツ。とりあえず起きるまで待つか…にしてもだ。


………………何でコイツこんなに寝起き悪いんだよ!!!!

.→←松田side



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作者名:遥希 | 作成日時:2022年7月2日 17時

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