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走り込みを終えた後は座学である
私達のように大学を卒業してから警察学校に入校した生徒であろうと、やるべき事は体作りの他、専門知識や事件発生時の対応など、学ぶ事は山のようにある
現在は現場周辺の目撃情報の収集についての問題を降谷が答えていたところである
『流石だな、降谷』
と呟いた声は右隣の松田に聴こえていたらしい
「そりゃあのクソ真面目な降谷だからな、こんなカンタンな問題で悩むかよ
まぁ警察学校を卒業した連中が...それをちゃんと実践できてるかどうかはマユツバもんだけどな...」
『ハハ、違いない笑』
「おい松田、A!?きさまら警察官を何だと思ってる!?」
おい松田、折角降谷が完璧に答えたというのにお前がいらん事口にしたから鬼公ガチ切れしてんじゃんか(同調した人)
顬に青筋立ってるし笑
「そりゃーもちろん...」
アイコンタクトが飛んでくる
うわ、コイツ巻き込みやがった(同罪)
『誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し...』
「人権を尊重して公正かつ親切に職務を執行し...」
『規律を厳正に保持して相互の連帯を強め...』
「人格を磨き能力を高めて自己の充実に努め...」
「『清廉にして堅実な生活態度を保持する...それが警察官...』」
「でしたよね?」
降谷に負けず劣らずの完璧な回答を松田と協力して口にする
「わ、わかっていればよろしい!では今日の講義はここまで!各自しっかりと復習しておくように...」
てか降谷はともかく松田も何気にしっかり勉強してんだな、見直したわ()
とか思ってたらデカい欠伸かましてるし...
真面目なのか不真面目なのかどっちなんだよお前...
___
(松田side)
左から聴こえた降谷を賞賛する声
それに対して俺が口にした、警察を信用していないかのような言葉にアイツは同調した
初日にあんなに規律がどうのこうの言っていたやつが、だ
それだけでも驚きなのに律儀にもアイコンタクトに答えたA
その後ジト目でこちらを見ている
...絶対失礼な事考えてやがる(大正解)
こんなヤツほっといて飯食お
「どういう心境の変化なんだ?」
食堂に移動し、萩の隣でカレーを食っていると降谷が目の前に腰掛けた
「僕の記憶が正しければ、君は警察官が嫌いだっはず...
もしかしてツンデレとか?」
『ちげーよ!今でも腹ん中じゃ思ってるぜ...
警察なんて...クソ食らえってな!!』
ただ、何故アイツは俺に同調したのだろうか
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月6日 16時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥希 | 作成日時:2022年5月4日 23時