28:CASE.6 外柔内剛 ページ30
『ちーっす』
スーッと襖を引いて個室に入る
降「いいタイミングで来たな遥。丁度今から注文するところだよ」
『お、マジかじゃあビールとさっぱり系のツマミ頼んだ』
個人的には山芋とか胡瓜とかを梅干や柚で合えてる奴がいい。あれはやばい。美味すぎる。
諸「りょーかい。にしても遥も来るとは思わなかったな、合コン。」
『そりゃどんちゃんやりたいじゃん?普通に酒飲みに来てるだけだ。』
事件に巻き込まれてどんちゃんするんじゃなくて偶には普通に楽しくやりたい。切実に。
空いている班長の隣に腰を下ろす。
「ねぇ、Aさんは普段どんな事やってるの?」
別の教場の可愛い女の子が話しかけてくる。良かった、女の子からの呼ばれ方が"君"から"さん"に変わってる(9,16話参照)
合コンを設定した萩に私が女だって事は説明するように頼んでおいたからちゃんと伝わってるようで安心した。
『う〜ん…基本は基礎トレばっかやってるかな。特にやりたいことも無いし。』
「マジで?!買い物とか美味しいもの食べに行ったりとかしないの?!」
『あんまりそういった事は興味がなかったもんだから詳しくなくてね笑 こんな格好してるから女の子の友達もあまり出来なかったんだ』
「え、じゃあ今度一緒に買い物行こうよ!!」
「いいね、それ。私も行きたい。」
『本当にいいのか?じゃあその時に色々教えてもらおうかな』
少し笑いながら頼むと顔が赤くなった。何で?
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諸「ねぇ、これって一応合コンだよな?」
降「ああ、その筈なんだが…」
松「俺らより同性の遥の方が人気じゃね?」
降「確かに…苦笑」
諸「でもあの顔で頼まれたらな…」
松「まぁ、照れるわな。」
降諸「ああ。/うん。」
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Aさんが合コンで女の子の人気No.1になってたらいーなっていう妄想。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月6日 16時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥希 | 作成日時:2022年5月4日 23時