鬼塚教場の6人組 (ページ28)

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「ﾁｯ見られたんなら仕方ねぇ…大人しく中に入ってもらおうか」

こちらに近づいてくるのを見ながらタイミングを図る

手を掴まれそうになった時、銃を持っている側の手首を蹴り、銃を奪う

「テメェ…何しやがｯｯｯ」

最後まで言う前に顎を蹴りあげる。はい、脳震盪。

『雑魚の相手してる暇なんてねぇんだよ…』

ウエストポーチからテーピングを取り出し、服を剥ぎ取ったあと手足を拘束して店の裏に転がす(勿論死角になる所)
ついでに口の中にコイツの履いていた靴下捩じ込んでやった。上から塞いで猿轡の完成…なんちゃって笑

剥ぎ取った服を着て、ニット帽を被り、サングラスをつけ、マスク(持参していたもの)をして店内に入る

やはり店員もグルだったようで3人程かと思っていたがもっと多かった

丁度人質をバックヤードに移動させようとしていたところっぽい

『んじゃ、俺はコイツらの見張りについとくぜ。中でヘンな動きさせねぇ様にな。』

声を作って犯人と会話しさっさと人質と中に入る

扉に耳をつけて、外に誰も居ないことを確認する
後ろを振り返ると物凄い形相でこちらを睨む班長とゼロ

『いや、気がつけよ馬鹿ども』

ニット帽とグラサン、マスクを外して2人を見ると非常に驚いていた。愉快愉快((

口のテープを取ってやる

「え、遥?!」

「何でここに?!」

『何か口に入れるものを見に来たら偶然猟銃持った2人組がここに入るのを見かけてね。警察に通報してたらこの服を着ていた犯人に声をかけられたんだ。んで、ちょっとボコって拝借してきた。
あ、皆さん落ち着いてください。自分は強盗ではなくて警察の卵です。』

2人と怯えている人質に説明し、ポケットナイフで結ばれている結束バンドを切りながら状況を改めて確認する

「実は景に電話を繋げて1部だが状況を知ってもらってるんだ。あいつなら俺が話さなくてもちゃんと分かってくれると思ってな。」

「携帯を取られる前にそんな事を…流石降谷だな」

『じゃあヒロがアクションを起こすのが先か、私が呼んだ警察が来るのが先か…』

とか話していると外からドタバタワーワー聞こえてきた。
警察より先にヒロが来たんだな、それにしても何してんだ

「待たせたな、零!!」

「景!!」

『おいヒロ、この騒ぎは?』

「え、遥も一緒だったの?!」

『成り行きだ成り行き。んで?』

「あぁ、力じゃなく、数で制圧しに来たからかな笑」

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文字数…
次で上巻が終わりそう