2:プロローグ ページ2
いつだって君は私の先を行く。
勉強でも運動でも人との関わり方の上手さでも。
どれだけ頑張って追いつこうと、1回くらい、何か1つくらい追い越してやろうともがいても、
するりと抜けてさらに先へと進んでしまう。
でも、そんな君でも運命ってモノには勝てなかったみたいで、
私を置いて先に逝ってしまったよな、誕生日は私の方が早いのに。
勝ち逃げとかずるいよ、こんなとこでさえ先に行くのかよ、
警察になるんだって、人を助けられるようになるんだって、
未来を迷う私に、目を輝かせながら話してくれたじゃん。
目指す未来がないのなら、一緒に警察目指そう、一緒になろうって言ってくれたじゃん。
その時の私は興味もない職に文句を言ったけど、君に無理やり指切りをさせられて、ここで引いたら更に君に負ける気がして、渋々やる気を出した記憶があるよ。
でも君は、私との約束も君自身の夢も、守れないまま、叶えないまま、逝ってしまったな。
なら私は、私だけでも、
君の夢を叶えるよ、君との約束を守るよ。
それで、もし私が警察になれたら、
この1回限りは私の勝ちにしてくれよ。
そんな呟きは、夜空に溶けて散っていった。
君が、私が警察を目指した唯一の理由だった。
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はい、初っ端から訳分からん内容で申し訳ない…
次回から学校組入ります(ほんとか?)
警察学校組の上下巻のネタバレありです(そのうちハロ嫁も書きたい)
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月6日 16時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥希 | 作成日時:2022年5月4日 23時