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幼少期 ページ2
「やめてよ！」
Aはいじめられていた。コミュニケーション能力が高くないし友達なんて興味も無かった。周りの奴等はそれが気に食わなかったのだろう。そんな時助けてくれるのは兄さんだった。
「嫌がってるのがお前らには見えないのか？」
兄さんは僕の事を守ってくれた。でき損ないの僕をいつも。
「ありがとう。兄さん。ごめんね。また。」
兄さんは敵を増やしてまで守ってくれたのに僕は何も出来ない。
「いいんだ。それより怪我は無いか？」
「僕は大丈夫。」
あいつ等本当に最悪だな。また誰かにいじめられたらすぐに言えよ。
「うん」
小学生の僕は兄さんと家に帰った。大好きな兄さんと。
時が過ぎて中学2年生になった時事件は起きた。
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