【ジョジョ】転生前も転生後も兄【男主】

転生28:己を守る技 ページ32

-sideA

D「兄上、準備は良いか?」

「うん、ストレッチしたし…バッチリ!」

DIOが用意してくれた服は運動するのにはかなり向いている、凄く動きやすい

ズボンはジャージとウェット…なかなか、俺の好みのデザインだ

D「では…行くぞ、兄上!」

「うっし!!」

互いに向かい合って構える、そしてDIOが先に仕掛けて来た

迷いの無い拳が、襲ってくる

((ﾊﾞｼｯ

D「…ほぉう」

DIOの拳を受け止める

どうやら彼にとっては以外だったらしく、珍しそうに笑った

そして次々と容赦の無い拳が襲ってくる

俺は淡々とその拳を受け止めたり、受け流したり防戦一方だ

((ﾊﾞｼｯ ﾄﾞｶｯ

D「兄上、先ほどから防戦一方だが?」

「しょうがないだろ?俺、合気道しか出来ないんだから」

合気道…簡単に言うと、自分を守る為の武術の一種だ

だから受け止める事は得意だが…自分からの攻撃は余り得意ではない

「でも…試したい事が一個だけあるんだけどな」

((ﾄﾞｽｯ ﾄﾞｶｯ ﾊﾞｼｯ

D「ほう…それは?」

「こう言う事!!!!!」

D「!?」

俺は一瞬の隙を突き、一気にゼロ距離まで近く…そして身体を少し捻り

「どっっっせぃい!!!!」

((ﾄﾞｶﾞｯ

D「っく!!!!」

全力で肘をDIOのお腹へ叩き込む

少しだけ体制が崩れた、その隙に俺は距離をとる

残念ながら、俺は連続攻撃が出来ない

「少しは効いては……無いね」

D「だが、なかなか良いカウンターだったぞ兄上?」

DIOは何事もなかったかの様に、平然と立っている

さっきの「っく!!!!」は何だったんだよ

D「さて…続けよう兄上?」

「あぁ!」

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