6話 級友の思い勝己くん ページ7
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私が長野に着いた頃には、夜になっていた
切島くんが送信してくれた位置情報を元に私は病院の前に来た
切島くんに近づくと
｢八百万どうだろうな｣
｢結局アイツ次第だからな｣
2人は重い表情をしていて、向かいからは包帯を巻いた緑谷くんと額を怪我した八百万さんが歩いてきた。
私はそっと切島くんの傍にたった
｢八百万答え...｣
八百万さんの表情は重かった
八百万さんも私達がしようとしてる行為がどれ程許されないのか分かっているからだ。
｢わたしは...｣
八百万が口を開けば後ろから、飯田くんの声が聞こえた
｢飯田くん...｣
私は緑谷くんと被さるように呟いた
｢なんで、なんでよりによって君達なんだ...俺の私的暴走を咎めてくれた共に特赦を受けた君達2人がなんで俺と同じ過ちを犯そうとしている...あんまりじゃないか...｣
何の話なんだ？
そう思っていると切島くんも同じことを口に出した
飯田くんは止まらず続ける
｢俺達はまだ保護下にいる。ただでさえ雄英が大変な時だぞ。君らの行動の責任は誰がとるのか分かってるのか｣
飯田くんは悔しいような表情をし歯を食いしばっていた
分かるよ、飯田君が言ってることが1番正しんだよ
客観的・常識的に考えれば
でも悔しんだよ、しんどいんだよ
こんな感情もうコリゴリだよ
今にでも走り出して勝己救いたいんだよ
私は涙を堪えながら黙って話を聞くことしか出来なかった
あの場にいなかった私が口出しできるような状況じゃなかったからだ
｢飯田くん違うんだよ！僕らだってルールを破っていいなんて…｣
そこまで緑谷君が言うと飯田君の拳が緑谷君の左頬を殴った
それをかなり強くだ
｢飯田…くん…｣
漏れてしまった声はもう仕方がない
その場の全員が絶句し凍りついた
｢俺だって悔しいさ！心配さ！当然だ！｣
飯田くんの本音が淡々と語られた
｢俺は学級委員長だ。クラスメイトを心配するんだ､爆豪くんだけじゃない｡君の怪我を見て床に伏せる兄の姿を重ねた。君達が暴走した挙句兄のように取り返しのつかない事態になったら…｣
いつも綺麗に思えた満月の輝きは、今はどうでもよく思えた
｢僕の心配はどうでもいいって言うのか､僕の気持ちはどうでもいいって言うのか…｣
飯田くんの本音を聞いて私は溢れ出る涙を必死で、拭きながら聞くことしか出来なかった
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薇兎ｰらぅｰ(プロフ) - えりさん» 個別でメッセージくれれば教えますよ！それなら可能です！コメント送ってくださる方にアンチなどいませんから！ (2021年10月21日 22時) (
レス) id: 7f46c68517 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 公開オフにしてしまうのは悲しいですがありがとうございました！！ (2021年10月21日 22時) (レス) id: f9e43dff41 (このIDを非表示/違反報告)
薇兎ｰらぅｰ(プロフ) - ナイトウルフさん» コメントありがとうございます(∩˃o˂∩)♡現実にこんな彼氏いたらイチコロですよほんとに🤦♀️ありがとうございます！ (2021年10月17日 11時) (レス) id: 7f46c68517 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトウルフ(プロフ) - かっちゃぁぁぁん！可愛すぎる…こんな彼氏欲しいですほんと…、とても面白かったです！ (2021年10月17日 10時) (レス) @page15 id: f9edb0bf84 (このIDを非表示/違反報告)
そうら(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ハロウィンまでには回復したいなって思ってます。学校も通信に変えるので更新は書き溜めした奴を協力者に公開してもらおうかなって思ってます!あと、読んでますよ任務先でぶりっ子始めましたって奴!byらぅ。私の事はお気になさらずー！ (2021年10月13日 22時) (レス) id: e97d0aa45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薇兎ｰらぅｰ
x他2人 | 作成日時：2021年10月5日 21時
