12話 愛してるよ勝己くん ページ13
Aside
｢俺は守って欲しいわけじゃねぇんだよ｣
｢うん、ごめん｣
溢れ出そうな涙を抑えながらゆっくりと相槌を打った
あぁ、勝己のプライド傷付けるの鼻からわかってたんだけどな
｢お前に謝って欲しいわけでもねぇんだわ｣
｢うん…ん？どういうこと｣
｢ずっと前から言ってんだろうが"心配させんなや”って｣
｢いや、だからごめんねって…それしか答えなくない？それ言われたら｣
｢…気付けや鈍感女｣
｢何が｣
そういうと勝己は近寄り柵に座りながら
｢俺のそばに居て俺が守るって何度伝えればお前は覚えてくれんだよ。言わせんなや｣
｢俺にとって1番嫌なもんはお前を失う事なんだわボケカス｡だからこれ以上、これ以降ぜってぇに俺に心配かけんなさせんな｣
そういうと照れくさそうに顔を向ける勝己だった
｢言わねぇようにしてたんだわ。この先もこれからも｡この際だから聞けA｣
私はゴクリと唾を飲み込んだ
｢てめぇは目を離した瞬間にどっか行くし絡まれるしそれだけで居なくなっちまうんかと思う自分がいんだよ。意外と俺の中ではAは儚ねぇ存在なんだっつーの｣
｢自分でも自覚してんだわ心配すぎんのと、結構...妬くのを｡治そうとしようとしてもてめぇが毎度毎度繰り返しくっからもうどうしようもねぇんだわ｣
そう言って勝己は私に近づきあと数cmの距離迄顔を身体を近づけた
｢な、なに…｣
｢てめぇが責任取れよ｣
そう言って勝己は、薬指には指輪をそして唇には君の唇を
｢なななななに...これ｣
｢責任取れってことだわボケ｣
｢具体的に...｣
｢てめぇが肥大化させたこの気持ちをお前が一生かけて責任取れってことだわクソが。これ以上言わせると殺すぞ｣
勝己はらしくないプロポーズ？をし、数分前までの空気が嘘のように晴れた
私はブランコから立ち上がり柵に足をかけている勝己に思いっきり抱きついた
結構勢いよく
｢ってめぇぇぇぇぇ!!ぶっ殺すぞほんとによぉ!!｣
勝己は下敷きになり地面に頭を打った
そんな事はお構えなしに私は抱きついた
｢世界で一番愛してる｣
｢わーっとるわ｣
そう言って勝己はフードを深く被ってる表情は分からないけれど、私の頭を優しく撫でてくれた
あぁ、本当に君は
不器用でつよくて
私に無いものばかり持ってて
愛してやまないな
・
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薇兎ｰらぅｰ(プロフ) - えりさん» 個別でメッセージくれれば教えますよ！それなら可能です！コメント送ってくださる方にアンチなどいませんから！ (2021年10月21日 22時) (
レス) id: 7f46c68517 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 公開オフにしてしまうのは悲しいですがありがとうございました！！ (2021年10月21日 22時) (レス) id: f9e43dff41 (このIDを非表示/違反報告)
薇兎ｰらぅｰ(プロフ) - ナイトウルフさん» コメントありがとうございます(∩˃o˂∩)♡現実にこんな彼氏いたらイチコロですよほんとに🤦♀️ありがとうございます！ (2021年10月17日 11時) (レス) id: 7f46c68517 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトウルフ(プロフ) - かっちゃぁぁぁん！可愛すぎる…こんな彼氏欲しいですほんと…、とても面白かったです！ (2021年10月17日 10時) (レス) @page15 id: f9edb0bf84 (このIDを非表示/違反報告)
そうら(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ハロウィンまでには回復したいなって思ってます。学校も通信に変えるので更新は書き溜めした奴を協力者に公開してもらおうかなって思ってます!あと、読んでますよ任務先でぶりっ子始めましたって奴!byらぅ。私の事はお気になさらずー！ (2021年10月13日 22時) (レス) id: e97d0aa45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薇兎ｰらぅｰ
x他2人 | 作成日時：2021年10月5日 21時
