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爆豪 side
寮生活になって数日の夜
自室で課題をしているとノック音が聞こえた
只今の時刻は21:00
誰だ、こんな時間に
心ん中でキレつつドアを開ける
『なんでてめぇーがいんだよ』
「はは、ここ教えて貰いたくて！」
男子寮と女子寮は分かれている
なのにAは4階の俺の部屋にわざわざ足を踏み入れに来た
こいつの意図が分かんねぇ
こいつの部屋5階だったはずだ
『そんなのポニーテールに聞けばいいだろ｡アイツ一応学年1位だし』
「爆豪君に教えて貰うの夢だったから」
ケラっと笑うあいつは特に意識して言ってるはずもなく
無自覚にしてるのが罪深い
『断る､他あたれ。じゃーな』
そして、勢いよくドアを閉めた
「ちょっとー！爆豪くーん！？」
ドア越しに聞こえるあいつの声を無視する
馬鹿じゃねぇのかアイツ
1人で男の寮入ってくんなよ
グレープ野郎(峰田くん)だったら、何されるか分かんねぇぞ
少しは自覚もてよアイツ
自分が女だって言うことを…
ドアに張り付きながら徐々に足の力が抜けていき片足を伸ばし、違う足を三角形に立て視線を下にやる
鈍すぎんのにも程がある
俺がアイツに翻弄されてどうする？
アイツに主導権握らされたままじゃ俺らしくねぇ
どうすりゃあいつは気付く？
無理やりにでもキスするか？
いやダメだ
そんな事はしねぇ、ぜってぇ
『どうすりゃいいか、わかんねぇ』
コンコンとノック音が聞こえる
またあいつか？
『とっとと帰れ…デク』
「ごめんね、でも聞いて欲しいんだ」
『かえれや、帰んねぇと爆破するぞ』
「かっちゃん！！」
『んだよ』
俺は現れたデクにむしゃくしゃし、ドアをしめようとしたら力ずくでもデクが止めた
「Aちゃん落ち込んでたんだけど、何か知らない？爆豪くんの部屋に用事あるって嬉しそうな顔で言っててさっきエレベーターに乗るの見たからさ」
『…知らねぇーよ』
「そっか、Aちゃん来たら勉強教えてあげてね」
そういってデクはエレベーターに向かった
『男の部屋なんか入れられねぇよ…』
彼女を思ってした行動が裏目に出た爆豪であった。
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薇兎ｰらぅｰ(プロフ) - さほさん» ありがとうこざいます！復活しましたら一気に執筆致します！ (2021年9月28日 21時) (
レス) @page1 id: 4c9877fa31 (このIDを非表示/違反報告)
さほ - 作者さんお大事にしてください！！ (2021年9月28日 16時) (レス) id: 795b289884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぅ
x他1人 | 作成日時：2021年9月26日 19時
