パン屑4個 ページ6
裏の勝手口を開けて様子を伺うと
手伝いをしに来たらしい子供が何人かいた
『丁度いいな…ナッツ！レーズン！手伝ってくれ！』
呼んだのは、比較的大きな子供達
名前は、俺が着けた｡この2人が好きなパンからとったものだ
ﾅｯﾂ｢はーい！｣
ﾚｰｽﾞﾝ｢わかった！｣
元気よく返事をしたのを確認して、仕事を言い渡す
内容は簡単なもの
"この子供を安全に家に返すこと"
真っ直ぐ行って帰れば、まず問題は無いだろう…
子供も友達と帰るかのように嬉しそうにしている
『寄り道はするなよ！』
ﾅｯﾂ/ﾚｰｽﾞﾝ｢｢はーい！いってきます！｣｣
背中を見送って、次の客に軽く謝る
笑って返してくれたのは、きっと余裕がある人間だからだろう
次々と訪れる客を相手して…気付けば昼を過ぎていた
ナッツとレーズンはあの後少しして戻ってきた
少し忙しかった為、好きなパンを食わせて裏で待たせている
⋯今日は少し暑いな…
金を持っていくついでに、2人に冷たい飲み物でもだそう
そんなことを考えて、一旦店を閉じる
勝手口から外に出ると、2人の姿はなかった
⋯何故だか、冷や汗が背中を伝っていく
良くないことが起こっているのだろう、と…
そう思ってしまったのは、怒鳴り声が聞こえたからだろう
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» ありがとうございます｡これからもっと増えると思いますが…何卒、よろしくお願いします┏● (2023年2月27日 21時) (
レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。こちらのお話めちゃ好みに刺さりました！v.v.tの登場も熱い！応援してます更新ファイトです！(プレッシャーになりませんように…) (2023年2月26日 19時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：_teto__teto_ | 作成日時：2023年2月14日 18時
