パン屑45個 ページ47
心とは裏腹に、表情がくらいままのブルー
ぐるぐると回る複雑な気持ちに唇を噛み…
漸くでてきた言葉は、少し震えていた
ﾌﾞﾙｰ｢でも…出来るかわかんないよ…？｣
『それはお前の問題じゃねぇ｡教える側の問題だ』
ｺﾝ｢わあ、手厳しいなぁww｣
そう言いながらも、コンタミは楽しそうに笑う
噛み付くような威嚇も笑う彼は
きっと何かが動きそうな予感を楽しんでいるのだろう
そうでなくては、ナイフを向けられて笑っていられる訳が無い
ｺﾝ｢あんまり悪いことしなければ、俺は何もしないよ〜｣
『ブルー、座れ｡行儀が悪いぞ』
ｺﾝ｢その辺も教えていくつもりだから、よろしくね？｣
ﾌﾞﾙｰ｢ふん…教わらなくても、見て覚えれる！｣
ｺﾝ｢おお、それは優秀だ｡期待してるよ〜｣
あしらう様に笑うコンタミと、それを睨むブルー
悪い様にはならないだろうが…幸先が不安になる
言葉の代わりに出てきた溜息を一通り吐き切ると 国王が更に続けた
ﾗ｢で、クラン｡君はみどりの所で魔術の練習
ゆくゆくは魔術前衛部隊で戦うことになると思って欲しい｣
ｸﾗﾝ｢⋯⋯｣
ﾗ｢今回の事は、勿論洗脳の影響もあるだろうけど…
魔術に関しての知識があれば、対処出来たかもしれない事
だから、まずは魔力が何たるか、魔術の基礎を学んで欲しい｣
ｸﾗﾝ｢⋯はい…｣
『ｯ、いやなら言ってくれ｡じゃないと、俺らも分かんねぇ』
無表情で返された言葉に、心が傷んだ
クランは元から自分の意思を伝えない
聞き分けがいい、とも言えるその姿勢は
裏を返してしまえば、自我がないとも見えてしまう
Aは、それが辛かった
何年も見てきた、自分の子供のような存在が
自分のせいでそうなったのではないか、と思ってしまうから
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» ありがとうございます｡これからもっと増えると思いますが…何卒、よろしくお願いします┏● (2023年2月27日 21時) (
レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。こちらのお話めちゃ好みに刺さりました！v.v.tの登場も熱い！応援してます更新ファイトです！(プレッシャーになりませんように…) (2023年2月26日 19時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：_teto__teto_ | 作成日時：2023年2月14日 18時
