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パン屑36個 ページ38

"だめか…"と諦めた時、漸く声が掛けられた

ラ「別にいいけどw」
ナカ「え?!!!」
ラ「えwなになにww別に国に入るくらいいいよw」
ナカ「あ、いや…あの……」
コン「わかるよ。魔術師なんでしょ?君達も」
ナカ「まじゅ、ん?」

聞き慣れない単語に、疑問符が頭の上に浮かぶ
"違うのか?"とでも言うように首を傾げられるが、分からない
魔術師というものがなんなのか…
何故自分達をそうだと思ったのか…分からないだけが浮かぶ

レウ「えっと…魔術師、わかる?
魔導師、魔女、、魔法使いとも言うのかな…」
ナカ「あ、魔法使い!はい!分かりました!」
コン「で?どうなの?」
ナカ「あ…えっと……俺らは普通の魔法使いとは違って…」

どう説明したらいいのか…

移動中にずっと考えていたが、それでも不確定だった
しかし、逃れようのないものだと分かっていた彼は
彼なりの言葉を懸命に繋ぐ

ナカ「俺らは人狼っていう種族の生き残りで…
その中でも数少ない、魔法使いなんです…えっと、人狼は……」
ミド「⋯人と狼の混血、デショ?皆が魔力モッテテ、魔力を使うと
身体能力が上がるトカ…噂だけ聞いた事アル」
ナカ「そう!そうなんです!」
レウ「人どう違うの?」
ナカ「えっと、まず…動物の言葉が分かります!
嗅覚とか聴覚とかも人より優れてるみたいで…
あ、でも!普段は魔力抑える為に使ってないんですけど…
あと…人狼の魔法使いなので、身体強化以外にもそれぞれ…」

頭の中で、あれやこれやと言葉が飛び交う
全て綺麗に整えて、確かめて吐き出したい所だが
今この状況では、そんなことは難しい

無意識に動く身体と、混乱する頭に 王は思わず笑った

ラ「落ち着いていいよww
そんなごちゃごちゃした頭だとパンクするよ?w」

そう言って、傍に控えるレウクラウドに
お茶を入れるように指示を出す

慣れた手付きで出されたお茶は、綺麗な色をしていた

ラ「少し飲みな?w」
ナカ「あ……いただきます!」
スマ「まてナカム」

カップに口をつける直前に、スマイルがそれを制する
同時に、部屋の空気がピリついたのが分かった

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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» ありがとうございます。これからもっと増えると思いますが…何卒、よろしくお願いします┏● (2023年2月27日 21時) (レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。こちらのお話めちゃ好みに刺さりました!v.v.tの登場も熱い!応援してます更新ファイトです!(プレッシャーになりませんように…) (2023年2月26日 19時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:_teto__teto_ | 作成日時:2023年2月14日 18時

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