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パン屑17個 ページ19

暫く歩いて着いたのは、昨日も訪れた城

昨日は余裕がなくまじまじと見れなかったが…
無駄に凝った装飾や 金の価値しかない骨董品が目立つ

一体その予算は何処から出されてるのか…
考えていると腹が立ってきそうだ

コン「じゃ、ここで待っててね〜他の幹部と王サマ呼んでくる」

『分かった』

コン「あ、みっどーもここ居ていいよw」

ミド「ンー」

そう言われて、通された客間の椅子に目をやる
机にバケットを置いて腰掛けるとみっどーはそそくさとその蓋を開けた

『こら、それは王様用だ』

ミド「ラダオクンなら食べていいってイウヨ」

『だとしても…はぁ、もうすぐ来るんだろ?』

ミド「ウー……」


なんだか、、子供を相手にしている気分だ…

チラチラと中を覗いてはもどかしそうに椅子に座る
美味しいものが好きなのか、それともただ空腹なのか…

ここに来るまでにクッキーは食べ切ってしまったらしく、
次に会う時までに作っておいてくれと頼まれた


暫く何の会話もない時間が過ぎる

不意に気配を感じ扉に目をやると、静かに開かれる
その向こうからコンタミ様と、赤い人が顔を見せた

コン「あれ?まだ来てなかったんだ」

「今の仕事片付けたらって言ってなかった?」

コン「そんなに残ってないと思ったんだけど…
どんだけ時間かけてんのよwwあの二人はw」

そんな談笑を交えながら、2人が腰かける

が、赤い彼はすぐに腰を持ち上げて大きな声を上げた

「みどりくんまだお茶出てないの?!」

ミド「ダッテー…俺淹れるのヘタだし、レウさんのがオイシイジャン」

「そういう問題じゃないと思うなぁ?!」

ミド「エェー?」

「あ、これ…態々ありがとうございます
僕がお皿に出させて頂いても良いですか?」

『⋯あぁ、はい……』

騒がしい、と思えば丁寧に対応される…
なんだか、、忙しい人だな…

そんな事を思っていると、ふと紅茶の香りが鼻を擽る
少しして机に置かれたティーポット

下の台にキャンドルを灯し、少しずつ加熱するらしい


ガラスの中でクルクルと踊る茶葉が綺麗で、思わず見蕩れた

「綺麗ですよね、これ。らっ…国王のお気に入りなんです」

『そうですか…たしかに、とても綺麗です』


思わず溜息が出る程幻想的で、暫く眺めてしまう

はっ、と我に返ったのは 扉の向こうから聞こえたノックの音故

3人は誰か検討が着いたらしく、素早く立ち上がると
正面から出迎える様に姿勢を正していた

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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» ありがとうございます。これからもっと増えると思いますが…何卒、よろしくお願いします┏● (2023年2月27日 21時) (レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。こちらのお話めちゃ好みに刺さりました!v.v.tの登場も熱い!応援してます更新ファイトです!(プレッシャーになりませんように…) (2023年2月26日 19時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:_teto__teto_ | 作成日時:2023年2月14日 18時

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