パン屑15個 ページ17
『不味いな…いいか？よく聞け
今から呼ぶ人は、城の人間だ｡この国を支える凄いやつだ
そいつらが抱える医師で、今からレーズンを診てくれる
何が言いたいか、分かるな？』
ﾌﾞﾙｰ｢は、まってよ！そんなの僕聞いてない！｣
『⋯ラズ』
ﾗｽﾞ｢だ、大丈夫だよ…ね？それより今はレーズンが…｣
ﾌﾞﾙｰ｢知らねぇやつにレーズン診させるの？！｣
『いいか？これはレーズンの命に関わるんだ』
ﾌﾞﾙｰ｢それならいつもみたいにミィール兄ちゃんが診てよ！｣
『ブルー！いい加減にしろ｡俺じゃ見れねぇから呼んだんだ！』
ﾌﾞﾙｰ｢っ、ばか！！｣
そう吐き捨てて、ブルーは廃屋を出ていく
追いかけようとするラズを制したのはクランだった
この中で一番歳上な彼女は、冷静に言葉をこぼす
ｸﾗﾝ｢私見てくる｡レーズンをお願いします｣
『あぁ、そっちも頼む｡
この後俺は城に行くから、終わり次第すぐここに戻る』
ｸﾗﾝ｢お城…分かりました｣
短く返事をして、長い髪を靡かせて出ていくクラン
入れ違いで中を覗いたコンちゃん(？)は驚いた様に目を見開いていた
ｺﾝ｢こんなに……｣
『⋯レーズンを頼む｡傷口の化膿から発熱してる…』
ｺﾝ｢了解｡ドクター、頼むよ？｣
ﾐﾄﾞ｢失敗したら、ﾜｶｯﾃﾝﾀﾞﾛｰﾅ｣
物騒な物言いに思わず苦笑いが出る
その後はすぐに検診と手当が済まされ、数日間は様子見との事
酷くなる様ならすぐにここに来るようにと渡された紙は
上流者達が使うに相応しい代物だった
ｺﾝ｢さて…この子達の説明はしてもらえるのかな？｣
『⋯熱出したのがレーズン｡その手を握ってるのがナッツ
俺の後ろに隠れてるのがラズで、先に出てったのがブルー
それを追い掛けてったのがクランだ｡他にも、後10人弱居る』
ｺﾝ｢そんなに…君達、親は？いつからここに？｣
『おい、こいつらの事情聴取は内容外だろ』
ｺﾝ｢改善するなら知っておかなきゃ｣
『⋯俺が城で話してやるから、今はいいだろ』
そこまで言いうと、中を覗いてた護衛の1人が俺にその槍を向けてきた
表情には怒りが顕になっており、何かが誘発したのだと察する
兵｢貴様⋯！国の幹部たるコンタミ様に何たる無礼だ！！｣
その言葉には、呆れの溜息と怒りの眼差ししか出てこなかった
しかしそれは俺に限った事ではなく…
コンちゃん(？)の隣に控えていたみっどー(？)も同じらしい
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_teto__teto_(プロフ) - とくめいさん» ありがとうございます｡これからもっと増えると思いますが…何卒、よろしくお願いします┏● (2023年2月27日 21時) (
レス) id: 81bd52e713 (このIDを非表示/違反報告)
とくめい - コメント失礼します。こちらのお話めちゃ好みに刺さりました！v.v.tの登場も熱い！応援してます更新ファイトです！(プレッシャーになりませんように…) (2023年2月26日 19時) (レス) id: e3803de454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：_teto__teto_ | 作成日時：2023年2月14日 18時
