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Aside
A「あとね…んっ？！」
話すまでもない。
この瞬間、私の思考は停止した。
道枝くんに
後ろから抱き締められていた。
何で…何で？！
私は今まで異性に抱き締められる経験は全く無かった。
なのでどうしてもこの空間がおかしく思えてきて
もうどうしようもないような感情に支配された。
A「み、道枝くん？！どうしたの？！」
もしかしたら具合が悪くなって倒れかけていたのかもしれない。
私はそのままの状態で道枝くんを覗き込むように問いかけた。
そう覗き込んだ一瞬、
道枝くんの顔が曇っていた…様にも見えた。
でも
道枝「…あっ、」
目が覚めた様に呟いて
道枝「ご、ごめん！！これは何でも無いから！！」
そう焦り散らかしながら言って
私の身体から何歩か急いで離れる。
私はこの空気感に耐えられず
名前「う、うん…あっそうだ！！今日用事あったんだ…じ、じゃあバイバイッ！！」
そうありきたりなウソをついて
その場から逃げ出した。
これでもかと息を切らしながら家まで走って帰り、
速攻自分のベッドに潜り込む。
そして考える。
まず何で？
私を抱き締めてきたの？
考え込んでも答えは出てこない。
やっぱりあれが気になる。
私が振り返った瞬間に道枝くんの顔が曇ってた事。
何と言うか…
どこを見つめているのか分からない、
ゆっくりと瞬きをする感じで。
曇ってたと言うか…もう分からない。
A「…ああっ、」
本当に具合が悪かったのか、
それとも何か抱えきれない理由でもあったのか。
元々道枝くんに会ってなかった頃から
『悩みを抱え込みやすい子なんだろうな』
と感じていた。
いざ会ってみても、変わらず。
私はどうサポートして良いかも分からないまま
今は褒めまくろうと
道枝くんと会うたびに
出演していたテレビの話や
舞台の話など
これでもかと褒めた。
それが逆効果だったりしたのかな…
プレッシャーを感じたりしたのかな…
どう考えてもやっぱり私が悪いよね。
でも…
どうにかして…
道枝くんの助けになったら、
道枝くんの役に立てたら、
何かが変わるはず。
そして
どこかに落としていった
道枝くんの本当の気持ちも
戻ってくるはず。
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ごいごいすー - 穂花さん» うわっ…ありがとうございます(照)私の恋愛経験が非常に乏しいもので、告白のシーンとかは私の理想を詰め込んだよく分かんない感じになっちゃったんですけど…(笑)それでもドキドキしてくれたのなら良かったです☺️ (2022年7月31日 0時) (
レス) id: bb6b23cdbb (このIDを非表示/違反報告)
穂花 - はじめまして！このお話めちゃくちゃドキドキしました......あと、めちゃ素敵なお話でした！これからも応援しています！ (2022年7月9日 12時) (レス) @page38 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
ごいごいすー - ☁kumo☁(元，果物)さん» そんなに読んで下さるなんて…作者嬉しいです🥰🥰 (2022年1月16日 17時) (レス) id: bb6b23cdbb (このIDを非表示/違反報告)
☁kumo☁(元,果物) - ごいごいすーさん» レスありがとうございます。叫ぶのを我慢しながらあと２週ほどしてきます（笑） (2022年1月16日 13時) (レス) id: 99a656ca9c (このIDを非表示/違反報告)
ごいごいすー - りをさん» 本当にありがとうございます…🤭これからも頑張ります🙇 (2022年1月10日 22時) (レス) id: bb6b23cdbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごいごいすー | 作成日時：2021年11月8日 23時
