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You side.









そのまま手を引かれて連れてこられたのは生徒会室で。

さっきまで溢していた爽やかな笑顔は無くなっていた。









「せんぱ、」









ガチャン、と音を立てて鍵が掛けられた。









「え、なんで鍵、」



ラ「うるさ。」









机に座った先輩は、怠そうにネクタイを緩めた。









ラ「人が来たらめんどくさいから鍵閉めただけだっつの。なんかされるとでも思った?」









フッと少し呆れたように鼻で笑う先輩。









「そういうわけじゃないですけど、」



ラ「てかさぁ、何で付き合ってること嘘だって言おうとしたわけ?」



「それは....」



ラ「言ったじゃん。俺の彼女になるって。」



「それって口封じの為ですよね?」



ラ「まぁ、そうだね。」



「それなら私言うつもりないんで、付き合ってるフリとかしなくていいですから。」









言いたかったことを言うと、先輩は少し不思議そうな顔をした。









ラ「付き合えてラッキーとか思わないの?」



「思わないですよ。」



ラ「俺のこと好きだって手紙に書いてたじゃん。」



「今の先輩は私が好きな先輩じゃないですから。」



ラ「俺は俺だけど。勝手に幻想抱いてんのそっちじゃん。」



「....それは、」









確かにそうだ。

よく知りもしないで勝手にイメージを作り上げた私たちが悪いと言えば悪い。









ラ「まぁ、そのチヤホヤが気持ちよくてキャラ作った俺も悪いけどさ。」









ハァ、と息を吐きながらゆっくりと机から下りた先輩は、ゆっくりと私に近付いた。







.

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cleam(プロフ) - y?さん» y?様、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながら通知を見落としておりました🙇🏻‍♀️今更ながら感謝をお伝えしたく返信をさせていただきます…!嬉しいお言葉ありがとうございました! (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
y?(プロフ) - とんでもないぎゅんぎゅんをありがとうございます!続きが見たくてみたくて苦しいです! (7月16日 20時) (レス) @page39 id: a8178521aa (このIDを非表示/違反報告)
ラ イ ス(プロフ) - cleamさん» わああ、自担なので嬉しいです( ; ; ) (2021年4月29日 6時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ラ イ スさん» ラ イ ス様^^渡辺くんの新作アップしたのでお知らせに参りました〜!笑 楽しんでもらえたら嬉しいです◎ (2021年4月28日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ラ イ ス(プロフ) - cleamさん» お願いします^^ (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2021年4月15日 22時

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