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You side.









ご飯を食べ終わった先輩は、紙パックのストローを咥えながらぼーっと空を眺めていた。

その無言の時間に、私も言葉を発することなく流れゆく雲を見つめた。









ラ「俺の性格知った時引いた?」









先輩は私を見ることなくポツリと呟いた。









ラ「いいよ。正直に言ってくれても。」



「引きましたね。」









ストレートに言えば、高めの笑い声が青く澄んだ空に響き渡った。









ラ「超ストレートに言うじゃん。」



「正直に言っていいって言ったの先輩じゃないですか。」



ラ「引いたのに俺の無茶に付き合ってくれてんだ。」









くくっと笑いながら話を続けた。









「生きづらくしてしまったのは私たちのせいなのかなって思って。」



ラ「あー....なるほどね。まぁ、生きづらくはなったけど、過ごしやすい道が新しく出来たからさ。それに乗っかった俺も俺だし。」









飲み終わった紙パックをぐしゃっと握った先輩は少し体勢を整えて伸びをした。









ラ「真面目だね。」



「何でですか?」



ラ「いや、怠くない?大事な時間を俺に割くとかさ。」









そう言って笑う先輩は少し寂しそうだった。









ラ「逆にバレたのがあんたで良かったのかも。」



「え?」



ラ「なんか安心感あるんだよね。多分、バラさないんだろうなって。」



「だから言ってるじゃないですか。最初からバラすつもりないって。」









バラしたところで私には影響力もないから信じてもらえないだろうし、メリットなんてないんだから。









ラ「俺のこと好きなのに、その気持ち弄んでごめんね。」



「....そのことはもう忘れてください。」



ラ「もう俺のこと好きじゃなくなった?」



「それは、」



ラ「クソ性格悪いって本性知って、これは無しになった?」









また私の手紙をヒラヒラとひけらかす。









「なっ!まだ持ってたんですか!?」



ラ「うん。あった方が面白いかなって。」



「返してください!」



ラ「やだ。」



「じゃあすぐに燃やしてください!」



ラ「火ないから無理。」









意地の悪い笑顔で届かないところまで手を挙げる先輩は少しだけ子供っぽい。









そんな素の先輩を見ているのが少しだけ楽しいと思う感情が生まれたのに気が付いたのは、先輩と過ごすようになって数ヶ月経ってからだった。






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cleam(プロフ) - y?さん» y?様、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながら通知を見落としておりました🙇🏻‍♀️今更ながら感謝をお伝えしたく返信をさせていただきます…!嬉しいお言葉ありがとうございました! (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
y?(プロフ) - とんでもないぎゅんぎゅんをありがとうございます!続きが見たくてみたくて苦しいです! (7月16日 20時) (レス) @page39 id: a8178521aa (このIDを非表示/違反報告)
ラ イ ス(プロフ) - cleamさん» わああ、自担なので嬉しいです( ; ; ) (2021年4月29日 6時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ラ イ スさん» ラ イ ス様^^渡辺くんの新作アップしたのでお知らせに参りました〜!笑 楽しんでもらえたら嬉しいです◎ (2021年4月28日 21時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ラ イ ス(プロフ) - cleamさん» お願いします^^ (2021年4月27日 0時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2021年4月15日 22時

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