新婚の朝7(レンゲソウfamily) ページ12
ASide
A『あ、サンドイッチお弁当箱に詰めないと…！』
ゆっくりとソファーから立ち上がろうとすると…
ラウール「自分で立ち上がれる？手伝わなくてもいいの？」
A『うん、大丈夫だよ。よいしょ…わぁ！！！』
ラウール「あ、危ない！」
ｷﾞｭｯ))
立ち上がる瞬間に、マタニティワンピースの裾を引っ掛け、こけそうになったところを助けてくれたラウール
ラウール「ふぅ〜。ほんと無事で良かった。」
A『転けるかと思ってほんと焦っちゃった…
ありがとう。ママおっちょこちょいだから、パパに助けてもらっちゃったね』
お腹に向かって話しかけると、返事をしてくれたかのように2人同時にお腹を蹴った。
A『お腹の赤ちゃんも、パパ、ありがとうって』
ラウール「え？ほんと！？嬉しいな〜！学校で、織とかに自慢しちゃおー！」
それから、ラウが作ったサンドイッチをお弁当箱に詰めてあげて、2人で朝ごはん
ラウール・A『「いただきまーす！」』
とはいっても、食材がなさすぎて…
メニューは、お兄ちゃんが持ってきてくれた白ごはんとかろうじてあったカップスープ
ラウール「はぁ。スープあったかいね〜」
A『ごめんね。こんなものしかなくて…』
ラウール「んーん、引っ越しした翌日じゃん。しかたないよ。」
A『確かにそうだねー』
ラウール「あ！そーいえば、今日、性別分かる日だったよね？
元気に産まれてきてくれたらどっちでもいいけど、なんかドキドキ、ワクワクする…」
そう、今日は定期検診の日。
性別は、一緒に知ろうね〜って前から約束してたもんね♪
でも、ラウの職業はアイドルだから、先生に『貸切で、お願いします』って無理言っちゃった。
A『私も、ドキドキのようなワクワクのような…？
もーなんかよくわからない心情だよ笑」
ラウール「初めてのことだもんね！…あ、ほんとに時間ヤバい！
ごちそうさまでしたっ！」
大急ぎで、カバンだけ持って玄関にいこうとしたラウ
肝心なお昼ご飯は、キッチンカウンターの上に置き去り…
A『あ、待って、お昼ご飯っ！
…はい！』
玄関に行き、サンドイッチを渡す。
ラウール「あ、忘れてた！行ってきまーす！」
A『行ってらっしゃい〜！』
行ってきますのキスは…？と突っ込みたいところだけど
ほんとに時間がなかったからしょうがないかぁ〜
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