～花言葉を君に～Part3【Raul】 (ページ15)

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告げられた事実ページ15

ASide

ふっか「はい、Aちゃん」

A『ありがとうございます』

ふっかさんから携帯を受け取って、電話に出る。

A【『…はい…もしもし…』】

産婦人科【〇〇産婦人科の〇〇です。今、お時間大丈夫でしょうか？】

A【『はい。大丈夫です。』】

産婦人科【そうしましたら、先生がお伝えしたいことがあるとのことですので、お繋ぎしますね〜】

はい…と返事し、受付の方が先生に繋いでいる間…

「はぁ。いつになったら敬語やめてくれるんだろな…」なんて小声で呟いたふっかさんに、「俺には敬語なくなったけどね〜♪」なんて自慢気に言うあべちゃん。

そして、リビングの方からは、「ふっかは、最年長だからじゃなーい？」と元気すぎる声が玄関まで響いてくる。

さっくん、電話中はお静かに願います…笑

そんなことを思っていると、先生に繋がった。

産婦人科【もしもし…体調はどうかしら？】

A【『今日はつわりもなく元気です！』】

産婦人科【あら、それは良かったわ。あのね今日、来てもらう予定だったんだけど、緊急帝王切開が入っちゃって…1週間後でも大丈夫？】

性別知りたかったなぁ…なんてお腹を摩りながら低いトーンで「大丈夫です…」と答えた。

産婦人科【がっかりさせちゃってごめんなさいね。それでご両親にはまだ反対されてる？】

その言葉を聞いた途端、返す言葉を失い立ちすくんだ。

産婦人科【…もしまだだったら、一度話合ってみてね？それでは、また1週間後…】

と先生は私の気持ちを察してくれたのか、そこで通話は途切れた。

ご両親と話あってみて？…か。。

肩をがっくりと落とすと…

ふっか「…うん、そっか、」

さっくん「立ってるの辛くない？」

あべちゃん「とりあえず、中入ろっか？」

て、さっくんいつの間に！？

さっくん「Aちゃん？急に佐久間さん来てびっくりした？」

A『うん…』

さっくん「なんかさ、いてもたってもいられなくなっちゃって…」

さっくん「およよ？Aちゃんの可愛い笑顔どこいったでやんすか〜？」

うん、大丈夫…

私には、最高な旦那さん、頼りがいがあって優しいお兄ちゃん…
どんな時でも味方でいてくれるふっかさん、あべちゃん、さっくん、ひーくん、舘さん、しょっぴー、こーじくんが付いてるんだもん。

この9人が居てくれたら、私はどんなことでも乗り越えていける！