君のことしか【ツルギ】(終) ページ35
A「ふふ〜…美味しそう…」
紙袋に入ったたい焼きを見て、Aはそう言う。
このままツルギが待つ場所へ向かおうとすると、突然片腕を掴まれる。
A「っ__え…」
「ねぇ、君一人?」
二人組の男にいきなりそう問われ、困惑するA。
A「え……?」
「だからぁ、君今一人なの?」
A「今は…一人。でもあっちに人待たせてる…」
「ふぅん?ねね、そんな人放っておいて俺達と遊ぼうぜ?」
A「い、やだ…!」
「まぁそう言わずにさぁ。ほらこっち…!」
A「やだ、っ…!」
拒み続けるAに苛立ち始めたのか、男は腕を掴んでいる力を強めて強引に引く。
「こっち、こいよ…っ!」
A「やっ、だ、やめ……っ…!」
二人組に恐怖を覚えたAが目に涙を浮かべた瞬間、突如後ろに抱き寄せられる。
A「っ……!?」
「……俺様のAに何してる?」
その言葉で、ぴりっとした空気が流れ出す。
「……っ!!」
「…くっそ、覚えてろ!」
その空気に押し潰されたように逃げ去っていく男達に、Aはほっとして後ろの人物に抱きつく。
A「ツルギぃぃ……」
ツルギ「っ…大丈夫だったか?」
ツルギは安心させるようにAの頭を撫でる。
A「うんっ、ありがと…」
ツルギ「俺様がついていっていれば…」
A「あ、でもね、たい焼きは…守った」
そう言い、たい焼きの入った袋を揺らして見せる。
ツルギ「たい焼きより俺様はAの方が心配だったんだが?」
A「ん〜……ごめん」
しゅん…とうつむくAに、ツルギは ついてこい、と腕を優しく引く。
A「…?つ、ツルギ__わっ」
人目につかない場所につれてこられ、ドンッと壁に押し付けられたAは 次第に顔が赤くなる。
ツルギ「……良いよな?」
そのままAの顎をあげると、わざと音をたてて口付ける。
A「っん、…ふ……ぁ、ん…////」
ツルギ「ん……っ…は」
A「っは、…ぁ…///」
唇を離すと、Aは間をおいて嬉しそうにふふっと悪戯に微笑む。
ツルギ「…!」
A「ねっ、僕がさ…ツルギの事しか考えられないようにしてよ」
ツルギ「っ…!
……それ、誘ってるという事で良いんだよな…?」
そう言い、ツルギは深くAに口付けた。
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SRKB - 返事遅くなってごめんなさい。気長に待ってます。後お願いがあります。ガルヒロインにキスしたとき口紅の跡がついてほしいです。 (2018年8月13日 23時) (レス) id: 8f3c22ff74 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶* - SRKBさん» 初めまして…!わぁぁ、ありがとうございます!ガル、かっこいい中に抜けてる感じもあって良いですよね* リクエスト了解しました! 現在忙しくて遅くなるとは思いますが、待っていてくださると嬉しいです…!! (2018年5月16日 20時) (レス) id: dd34791d6e (このIDを非表示/違反報告)
SRKB - 初めまして、あなたの作品面白かったです。私はキュウレンジャーの中でガルが大好きです。リクエストをお願い出来ますか。まずヒロイン相手はガルでヒロインは男口調の僕っこ娘でガルが乙女になってしまいヒロインと甘い一日の小説をお願いします。長くてごめんなさい。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: 8f3c22ff74 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶* - 風音さん» 嬉しいお言葉とリクエストありがとうございます! スティンガーと小太郎の取り合い了解しました! 最近更新できていなくて本当に申し訳ないです……。ですが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2018年5月7日 20時) (レス) id: dd34791d6e (このIDを非表示/違反報告)
風音 - めっちゃ面白いです!リクエストなんですが。スティンガーと小太郎の取り合いをお願いしてもよろしいですか?これからも頑張って下さいね!! (2018年5月3日 8時) (レス) id: 13336bb2ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶* | 作成日時:2017年11月25日 11時