スターゲイザー【短編集 / 2】

もっと素直に【スパーダ】リクエスト ページ3

恐らく全員が寝静まったであろうオリオン号内で、スパーダは新しいメニューを考えていた。

スパーダ「ふぅ…。こんな感じかな。
…ん？どうかしたの？Aちゃん」

A「あれ…スパーダ？
起きてたんだ」

スパーダ「Aちゃんこそ。
夜更かしはいけないよ？」

A「夜更かしなんかしてないよ〜？」

椅子に座りながらそう言う。

スパーダ「なら良いんだけど…」

A「そんな事より、この料理何…！？美味しそう…」

スパーダ「あぁ、それなら食べても良いよ。
新しいメニューを考えてたから…ちょっと作ってみたんだ」

A「じゃあ…食べる」

スパーダ「ふふ、召し上がれ」

料理を口に入れ、うんうんと頷くA。

A「ん…」

スパーダ「どうかな？
良かったら明日の朝作ろうと思うんだけど…」

A「……うん、良いと思う」

スパーダ「ほんと？ありがとう」

ニコッと微笑み、Aの頭を撫でる。

スパーダ「…僕、Aちゃんが料理とか甘いもの食べてるときの表情大好きだなぁ…」

A「………えっ？」

スパーダ「っ！
ごっ、ごめん、今の忘れて！」

少し顔を赤くさせながら言うスパーダ。

A「……！
…………よ…」

スパーダ「え…？」

A「僕も…スパーダの事も、スパーダの作る料理も。
…大好きだよ」

そう優しく微笑むと、スパーダにギュッと抱きしめられる。

A「…！？ス…パーダ？」

スパーダ「素直になりすぎだよ…///」

Aはスパーダの言葉に首をかしげたが、そっと抱きしめ返す。

スパーダ「…ねぇ、キスしても…良い？」

A「………うん」

スパーダはAにキスを落とす。

A「ん……っ」

スパーダ「…ん…」

A「ん……ぅ、ぁ…っ、はぁｯ…！」

スパーダ「はぁ…っ…！
…っ…続き、する？」

Aは少し動揺した後、静かに頷く。


スパーダ「今夜は…いつもより素直に、ね？」

たまには【ラッキー】リクエスト→←女子会【ハミィ.ラプター】(終)

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