スターゲイザー【短編集 / 2】

女子会【ハミィ.ラプター】(終) ページ2

ラプター「失礼します…！」

ハミィ「どうぞっ！
見てみてラプター、飾り付けてみた〜！」

ラプターが部屋を見渡すと、カラフルな飾りつけがしてあった。

ラプター「わあぁっ、凄いですね！」

A「僕も手伝ったんだよ〜」

クッキーを食べながら言うA。

ハミィ「途中寝てたじゃん〜！」

A「寝るまでは手伝ったもん…！」

ラプター「素敵ですね！
…って、まさかこのお菓子まで作ったんですか…！？」

ラプターがそう言うと、ハミィとAの二人は顔を見合わせる。

A「うん、そうだよ」

ハミィ「スパーダに気づかれないように作るの大変だったんだ〜」

苦笑しながら言うハミィ。

A「ほら、ラプターも食べなよ」

Aはクッキーをラプターに手渡す。

ラプター「わわっ、ありがとうございます！」

A「どう…？」

ラプター「…ふふ、とっても美味しいです…！」

ハミィ「でしょっ！」

A「ん〜…ねぇ、女子会って何するの？」

ラプター「？自由だと思いますが…」

ハミィ「ならゲームとかする？」

ラプター「ゲームというか…
トランプなら持ってきました…！」

ハミィ「ナイスだよラプター！
えっと…ババ抜きで良い〜？」

A「オッキュ〜」


それぞれにカードを配り、ババ抜きを開始する。

ハミィ「…！」

A「…なんか、分かったかも」

ラプター「？何がですか？」

A「ババ、持ってる人」

ハミィ「ほ、ほらっ、早く始めるよっ！」

ラプター「よーし、負けませんよ…！」

ハミィ「私だって！」

A「絶対勝つ…！」




ハミィ「＿＿＿＿マジかぁ…っ」

A「やったねラプター…！」

ラプター「はい！やりましたねっ！」

勝負はどうやらAとラプターが勝ったようで、ハミィは悔しそうにカードを見つめている。

ハミィ「うぅ〜…ガチしょんぼり沈没丸〜っ…」

A「まぁまぁ、ジュースでも飲んで落ち着きなよ」

ハミィの頭を撫で、ジュースを渡す。

ハミィ「！ありがと〜…。
……よーっし、勝つまでやるんだからぁっ！」

A「わ…それ本気？」

ラプター「ふふっ、頑張りましょうね」



その日、朝まで騒いでいたのは三人だけの秘密＿＿。

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