. ページ4
紫「そっか…誰を?」
A「殺したのは隣の席のいつも虐めてくるあいつなの。もう嫌になって肩を突き飛ばしちゃった」
A「そしたら当たり所が悪かったみたい…」
A「もうここには居られないと思うから。どっか遠い所で死んでくるよ」
俺は彼女が好きだったから。
俺は言った。
紫「じゃあ…俺も連れて行ってよ。」
彼女は凄く驚いていた。
でもすぐに戻った。
A「じゃあ…準備しなきゃね。いらない物は壊していこ?」
そして俺らは家に戻った。
母「あら、紫苑。物音の正体はなんだったの?」
紫「分かりませんでした。」
母「そう…」
そうして俺は部屋に戻った。
財布とナイフと携帯とゲームもカバンに詰めて。
あの写真も。あの日記も。壊していこう。
今となっちゃいらないから。
準備が出来たから俺は家を出た。
Aも家を出てた。
紫「それじゃあ…行こっか。」
人殺しにダメ人間の。
君と俺の旅だ。
A「遠くまで行こっか。」
そうして俺らは逃げ出したんだ。
家族もクラスの奴らも何もかも捨てたんだ。
紫「遠い遠い誰もいないところで一緒に死のうよ」
A「分かった!」
紫「人殺しはそこらじゅうに湧いてるから。君は何も悪くないからね。」
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さとう味のみるく。 | 作成日時:2021年1月27日 18時