番外編2 ページ50
高校2年の終業式
し「ねぇねぇりょうくん。美術の成績どうだった?」
り「えっ、普通だよ普通」
し「本当?Aちゃんから描き方レクチャーされなかったの?」
り「レクチャーというか何度か一緒に絵は描いたけど」
し「じゃあさ、Aちゃんが描いた絵を模写してみてよ」
しばゆーは俺の前に紙とペン、それにAちゃんが描いた絵を俺の前に置いた。なんでこういう時は用意周到なんだよ。
り「……分かったよ」
俺はAちゃんの絵を見ながら絵を描き始めた。
ごめんねAちゃん……
***
り「──できたよ」
し「どれどれ……?ぷっ!!アハハッ!!りょうくんの絵やばぁ!!」
り「うそっ!?前よりいい感じだと思うんだけど…」
し「いやいやいつもの絵と変わんないよ」
俺は納得いかず自分の絵とAちゃんの絵を見比べる。
そりゃAちゃんの絵は上手すぎて凄いし、模写すればなんとかなると思ったんだけど……
し「ちょっとこれ、てつや達に見せてくるね」
しばゆーは俺が描いた絵を持って教室から出ていった。
り「おいしばゆー待って!!」
はぁ…Aちゃんがいる時に描き方教えてもらえばよかった。と思いながら、しばゆーを追いかけるのであった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時