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り「はいAちゃん」
『ありがとう』
コンビニに着くとりょうくんはアイスを買って私にくれた。袋を開けアイスを口に入れるととても冷たく、さっきまでの暑さを忘れる程だった。
り「そういえば明後日はお祭りだね」
そうだ。明後日は皆で約束してたお祭りの日だ。
絵に夢中だったせいで忘れてた。
り「Aちゃん浴衣って持ってるの?」
『浴衣?あったかな…』
り「俺Aちゃんの浴衣姿見てみたいな」
りょうくんはあざとい顔をしながら私の方を見ている。
り「きっと浴衣姿のAちゃん綺麗なんだろうな」
『き、綺麗なんか……ッ!!』
り「そんな事ないよ。今だって可愛いんだから」
『……りょうくん私の事からかってるでしょ?』
り「あ、バレた?ごめんごめん」
『もう……ッ』
り「でも可愛いのは本当だからね」
と言いながら私の頭をぽんぽんと撫でてきた。
『あ、ありがとう……ッ』
りょうくんは終始ニコニコしていたが、それに対し私は恥ずかしくりょうくんの顔を見れなかった。
『わ、私そろそろ行くね!!アイスごちそうさま!!』
私は真っ赤にした顔をりょうくんに見えないように隠し走って家へ向かった。
『はぁはぁ……ッ』
りょうくんと一緒にいるとずっと胸の鼓動が早くなる。
これはもう………私……
りょうくんが好きなんだ
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年11月22日 0時