特効薬は俺2

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あれから数日後


私はとしみつくんと同棲する事になった。
同棲して早々、としみつくんはベッドが小さいからと言って少し大きめのベッドを購入してくれた。


｢これで一緒に寝れるな｣と嬉しそうな顔をしていた彼に対し、私も『そうだね』と恥ずかしながら返した。


それから私達は時々喧嘩する事もあったが順調に同棲生活を楽しんでいる。


編集を手伝ったり、温かいご飯を用意したり……
たまに辛い料理を出すと｢辛すぎだろ!!｣と怒られる時もあるが笑




今日も作業が終わりソファで落ち着いていると彼はギターを持って私の隣に座る。


としみつくんが弾く綺麗な音色にうっとりしてしまう。


と｢なんかリクエストある？｣


リクエストかぁ…
としみつくんが弾く曲は全部好きだけど…うーん…あっ!!


『あの曲がいい』


と｢あの曲？……あっ!!了解｣


私ととしみつくんが思っていたあの曲…
それはレコーディング時、彼が私に贈った曲。
今でも印象深い曲だ。


仕事の合間でも鼻歌で歌ったり、としみつくんが他の仕事で会えない時でも必ず聴いてしまう程だ。


彼はギターを弾きながら歌を歌い、私も彼の肩に凭れながら一緒に歌う。


と｢〜♪｣


歌ってる姿も弾いてる姿もかっこいい。
私、としみつくんの事好きなんだなぁと改めて実感する。


と｢A｣


歌ってる最中の彼はギターから手を離し、私の唇にキスをする。


『……え？』


と｢さっきから俺の事見すぎだら｣


『え!?もしかしてバレてた!?』


と｢あんだけ見とったら恥ずかしいわ!!｣


『……ッ!!』


と｢A｣


『な、なに？』


と｢……好き｣

『私も、としみつくんのこと…好きだょ』


恥ずかしさのあまり、段々声が小さくなる私。
いきなり好きって言われると恥ずかしくなる。


と｢Aの顔真っ赤笑｣


『もう見ないでッ!!』


手で自分の顔を隠そうとすると、彼に手首を掴まれた。


と｢だーめ。隠したら可愛い顔が見れねぇじゃん｣


『可愛くなんか……』


と｢可愛いよ｣


そう言いながら再び私の唇に口付ける彼。


『…もう。ふふっ』


幸せな同棲生活。
これからも2人で楽しく過ごせたらいいな…

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