71 ページ23
と「俺…お前が好きだ」
としみつくんからのいきなりの告白。
私に言ってるのか、嘘じゃないのか…
訳が分からなく混乱する自分。
『い、今なんて……』
と「ったく、何回も言われんじゃねぇよ。俺、Aが好きだって…」
『…ほんと?』
と「俺は嘘なんてつかねーよ」
私は驚きと嬉しさのあまり目から涙が流れた。
と「お、おい!大丈夫か!?嫌だったら今の話忘れてくれ!!」
『違うの…私、嬉しくて…』
と「それじゃあ…」
『私も…としみつくんの事…好き!!』
と「A…!」
としみつくんは更に力強く抱きしめる。
少し苦しいと思ったが、今はそんな事お構い無し。
だってお互いの想いが届いたから──
にしても、私の目から涙が溢れすぎて顔がぐちゃぐちゃ…
と「お前泣きすぎだって笑」
『だって……』
と「いい加減泣きやめって」
としみつくんは、笑いながら私の涙を拭ってくれた。
と「A」
『…ん?』
と「俺、一生お前を守るから。男性恐怖症も絶対治してやる」
『うん』
彼のその言葉に心がほっとする。
私、としみつくんを好きになって良かった。
と「なぁ…キスしてもいいか?」
き、き、き…キス!?
いきなりの発言で顔を真っ赤にする私。
一体どこに……!?手?頬?それとも……
『ど、どこに……?』
私はさりげなく聞いてみると、「言わせんじゃねぇよ」と、としみつくんは私の唇に触れた。
と「ここに決まってんだろ」
低い声で囁きながら真剣な眼差しで私を見る。
そんなかっこいい仕草を見せないで…
私は彼との視線を逸らしながら返事する。
『う、うん。いいょ…んっ!?』
私が『いいよ』と言いかけた瞬間、私ととしみつくんの唇が重なった。
154人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺぺぺ(プロフ) - therigani0828さん» theirigani0828様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!他の作品もありますので、そちらもよろしくお願いします! (2021年11月22日 18時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
therigani0828(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白くて更新がいつも楽しみでした(*^^*) 新作も楽しみにしています! (2021年11月22日 4時) (レス) @page50 id: 0fb7eb5917 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺぺ(プロフ) - Lucy-ruuさん» Lucy-ruu様。コメントありがとうございます!読んで頂き感謝しています!次回作もどうかよろしくお願いします! (2021年11月21日 23時) (レス) id: 1cd35f6c72 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - とっても面白かったです!更新をいつも楽しみにしていました。新作楽しみにしています!! (2021年11月21日 23時) (レス) @page50 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2021年10月12日 22時