特効薬は俺2

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と｢俺の部屋で寝ないか？｣

としみつさんが思いもしない言葉が出た。
これって、私ととしみつさんと同じ部屋で寝るって事!?

と｢わ、わりぃ!!今のは忘れてくれ…!!｣

としみつさんも我に返ったのか顔を真っ赤にして私から離れようとする。
｢じゃあ、また明日な｣と自分の部屋に戻ろうとする彼を私は無意識に彼の裾を掴んだ。

と｢サクラ？｣

『…あっ!!ごめんなさい!!』

私は急いで裾をパッと離した。
どうしてだろう…何故かとしみつさんから離れたくない自分がいた。

『あ、あの…としみつさん…』

と｢どした？｣

『えっと…今日…お願いしていいですか？』

と｢…ッ!!お、おう｣

何で言ったんだろうと後悔しながら顔を真っ赤にする私。

と｢俺、部屋の前で待ってるから必要な荷物取ってきな｣

『は、はい！』

私は急いで自分の部屋に戻り、必要な荷物をまとめた。
部屋から出る前に自分の顔を鏡で確認すると、そこには未だに顔を真っ赤にしている自分の姿が映ってた。

どうしたんだろう。
最近としみつさんといると胸が熱く苦しい。

他の男性といると嫌々な自分が、としみつさんと2人きりになるとおかしくなる。

誰か…この正体を教えて？

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