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ある日の帰り道
Aが話があると言って人気がない所に連れてこられた。いきなりどうしたんだろう……朝は普通だったのにと思いながら彼女の話を待った。
て｢どうしたの？何かあった？｣
『うん……てつやには話さないと思って……』
暗い表情で下を向いているA。もしかしてまた告られた!?また変な虫がついてたまるか!!と思い、俺は彼女の肩を掴んだ。
て｢A!!また告られたんでしょ!?｣
『はぁ!?告られてないよ!?』
Aは頬を染めながら驚く顔をしてたが、どうやら本当らしい。じゃあ話は何だろう……
『……私、大学辞めるの』
て｢……えっ？｣
Aが大学を辞める？どうして？
A、いつも楽しそうに他の子と話したり大学生活送ってたじゃない……
て｢どうしていきなり……もしかして虐めとか…｣
『違うよ!!他の子とは仲良くしてるよ!!……でも授業がついていけなくてね』
ハハッと笑うAだが本当にこれでいいのか？成績優秀な彼女が大学を辞めるなんて想像がつかない。
て｢大学生活辞めてこれからどうするの？｣
『そうだなぁ……とりあえずバイトかなぁ』
辞めてからの計画を立ててない彼女を見て不安になる俺。何か俺に出来ることは……そうだ!!
て｢ねぇ、俺がバイトしてるとこでバイトしない？｣
『てつやがバイトしてるのってたしか……』
て｢うん。ガスト!!今人手足りないところだから、Aが入ってきたら皆大喜びするよ!!｣
『でも私バイトの経験とかないし……』
て｢大丈夫!!俺が教えるから!!｣
『てつやが私の先輩になるのがちょっと不安だなぁ……』
て｢ちょっと!!それどういう事!?｣
『ふふっ、ごめんごめん。でも頼りにしてるよ』
て｢うん!!店長には俺の方で言っとくから｣
いつもの表情に戻り、新たな人生を進むA。
あんな事が無かったら、ずっと大学を辞めずに済んだのかな……
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年3月20日 19時
