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あの電話以来LINEは来ず直接会ってない。
私は連絡来てないか何度もLINE見たり、店の入口を見たりと繰り返す。
｢…早く会いたいなぁ｣
そう思っていると、としくんから｢今から行く｣というLINEが来た。
としくんが来る！どうしよう！どうしよう！と嬉しいのに何故か慌てる自分がいる。
毎週会ってるからいつも通りにいればいいと自分を念じ、深く深呼吸した。
『……よし！』
少しリラックスできたところでお店の扉が開いた。
『いらっしゃいませー』
と｢よっ｣
お客さんはもちろんとしくんだった。
のだが、としくんの背後に誰かいた。
『としくん。今日は1人じゃないのね』
と｢は？俺しかいないだろ｣
『だって後ろに…』
私はとしくんの後方を指差し、としくんはキョトンとした顔をしながら後ろを向くと、そこには変顔をした同じメンバーのてつやさんの姿があった。
と｢うわぁぁぁ！！｣
て｢大成功〜！｣
としくんはびっくりした顔をしながら転げ落ちた。
『としくん大丈夫!?』
と｢お、お、お前どうしてここに…！｣
て｢としみつくんがいつも週末の夕方に居なくなるから何してるんだと思って、リーダーであるワシが偵察に来たってことですよ〜｣
と｢お、俺はここの五平餅を食べに来てただけで…｣
て｢ほんとー？そう言って可愛い店員さんに会いに来てるんじゃないの〜？｣
と｢ばっ！ば、ち、ちげーわ!!｣
『あ、あのー』
て｢あ、ここの店員さんですよね。いつもとしみつがお世話になっておりますー｣
と｢うるせー！ごめんA。こいつが勝手についてきたみたいで｣
『ううん！てつやさんも五平餅食べますか？』
て｢いただきます！｣
私は『分かりました！』と言って厨房へ姿を消した。
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2021年8月18日 22時
