12.てつやside ページ12
てつやside
て｢──それじゃ、バイバイ！｣
ニ｢……はい、おっけーです｣
て｢終わったー！｣
し｢疲れたー｣
虫｢みんなお疲れー｣
今日最後の撮影が終わった。
時刻はまだ夕方で他のメンバーは飯に行くかと話をしている。
その中1人だけ荷物をまとめてる奴がいた。
と｢わりぃ、先帰るわ｣
り｢え？としみつ飯行かんの？｣
と｢今日用があるからパス｣
そう言ってとしみつは帰って行った。
虫｢最近のとしみつ、週末の夕方になると居なくなるよね｣
ゆ｢たしかに。用事があるって言ってたけど｣
し｢もしかして、できたんじゃね？｣
て｢できたって……｣
し｢女｣
て｢まっさかー笑｣
俺は笑うと他のメンバーも無い無いと笑っていた。
だが俺は笑いで誤魔化したが、まさかと思い俺はとしみつに疑いを持ちだした。
り｢しょーがない。としみつ抜きで飯でも行くか｣
て｢あ！俺も用事があったんだ！｣
ゆ｢えー、てつやもいないのー？｣
て｢すまんすまん！また今度行くから｣
そう言って俺は撮影場から出て、こっそりとしみつのあとを追うことにした。
少しの距離を歩くととしみつは店の前に止まった。
店の看板を見るとそこには｢倉科和菓子店｣と書いていた。
和菓子？としみつ和菓子なんか好きだっけ？
そういえば、この前和菓子持って帰ってきたけど、それとなんか関係あるのか？
俺はとしみつにバレないように彼の背後についた。
としみつは俺に気づかないまま店の扉を開くと……
『いらっしゃいませー！』
店の中に可愛い女の子がいた。
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2021年8月18日 22時
