検索窓
今日:31 hit、昨日:2 hit、合計:4,499 hit

08 ページ8

.


研修2日目


私は早く仕事を覚えようと集合時間より早くにスタジオにやって来た。


『おはようございます』


虫「あ、ナリちゃんおはよう」


スタジオに入ると何故か東海メンバー全員が集まっていた。


『あれ?私時間間違えました?』


虫「ううん。実は今日バディさんが何人か体調不良で休んじゃって、担当の割り振りしてるんだ」


り「それでこれからとしみつが外で撮影するんだけどナリちゃん……一緒についてってもらってもいい?」


『えっ!?私がですか!?』


私がとしみつさんと外で……昨日の事もあって緊張してしまう。


て「大丈夫だって。何かあればとしみつが教えてくれるし」


だと良いんですが……そう思いながら私はバレない程度でとしみつさんに視線を送ると、目が合ってしまい「さっさと行くぞ」彼は玄関へ向かった。


私もとしみつさんの後を追い、としみつさんの車の助っ席に座った。


としみつさんは車を運転するも無言が続き重い空気が流れる。ここは私から話しかけて少し空気を変えよう。


『としみつさん。今日はよろしくお願いします』


と「……何で俺がド新人となんだ」


『確かにド新人ですが、ちゃんとUUUMに就職してマニュアルは受けています!それに私には大河Aっていう名前があります!!』


さっきの空気より尚重苦しい空気になってしまい、気がつけば目的地に到着していた。


と「……行くぞド新人」


としみつさんは先に車から降りて撮影場所へ進む。私も車から降りカメラ等を持って彼のあとを追った。


私はとしみつさんに辿り着いたと思いきや「さっさと撮影始めるぞ」と荷物からカメラを取り出した。


私も鞄から三脚を取り出しカメラにセットした。
設定も大丈夫だしカメラのカバーも外してある。


『では始めます!!』


私は録画モードを押した瞬間、三脚にセットしたはずのカメラがガシャンと落ちた。


と「おいッ!!テメェ何してんだ!!」


『ご、ごめんなさい!!』


私はすぐにカメラと三脚を拾い、外傷とデータの確認をした。


『……大丈夫です。傷もなくデータも残っています』



と「……」


『あの……としみつさん……?』


と「……辞めな」


『……えっ?』



と「お前、バディに向いてない」



としみつさんの口からとんでもない一言が飛び交ってきた。

09→←07



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , としみつ , YouTube   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コロッケ | 作成日時:2023年11月1日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。