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これからとしみつさんと動画撮影……しかも2人きりでやるなんて緊張してしまう。
始める前にてつやさんから「そんなに長くないから大丈夫だよ」と言ってくれたが、今この場所に2人きりでいるだけで尚更緊張が……
と「こっちはいつでもいい。早く始めるぞ」
『はい』
私はカメラを録画モードにしたが何故かモニター画面が真っ黒だ。
『としみつさん。カメラが壊れてます』
と「はぁ?」
1人慌てる中、としみつさんはモニターを見てた。するととしみつさんはレンズの方に手を伸ばし……
と「……レンズにキャップが付いたままだ馬鹿」
『す、すみません!!』
としみつさんに鋭い目つきで睨まれ、私は何も役に立つことも出来ず1日目の研修が終了した。
『はぁ……』
初日にして色々やらかしたなぁ……
ため息を吐きながら帰る支度をしていると私の元に長身のあの人が……
「お疲れ様。大変でしょ?」
『りょうさん!お疲れ様です。いえ、私が失敗したせいで…』
り「ううん。それより俺協力するよ?」
『……えっ?』
り「としみつの事。落としてみなよ」
『落とす……?』
り「うん。バディとしていきなり君を成長させるのは難しいけど、女性としてなら…としみつを落とせるかも。俺が協力すればね」
『……えっ!?いや、いえいえ!!そんな…こんな私が……』
り「そっか……じゃあ残念だね」
りょうさんは「じゃあまた明日」と言って私から離れるが段々内容が気になってしまう。私はついりょうさんを呼び止めると、りょうさんもその気になったのか私を誰も居ない部屋に連れてかれた。
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作者名:コロッケ | 作成日時:2023年11月1日 5時