I Love…… (ページ40)

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お風呂を済ませリビングに戻ると、としみつさんは動画の編集をしていた。

『としみつさんお風呂空きましたよ』

と「あぁ。仮眠室の布団綺麗にしといたからそこで寝ろ」

『は、はい……』

私は仮眠室の扉を開くと、いつもごちゃごちゃしてた仮眠室の布団が綺麗に整頓されていた。

としみつさん私の為にしてくれたのかな……とはいえ、としみつさんってどこで寝るんだろう

きっと私が寝てる間に自分の部屋に帰って寝てるに決まってるよね。そっちの方が私を気遣う必要ないし…

明日も早いしそろそろ寝よう……
布団に入ってウトウトしてると、ガチャッと扉が開く音が聞こえた。

もしかして……と思い振り向くと、私と同じベッドに入ろうとするとしみつさんの姿が──

『と、としみつさん!!違います!!布団ここじゃないです!!ここ私の!!』

私は何度も起こそうとするも微動だにせず寝息を立てている。疲れてるからっていくらなんでも…

しょうがない……隣のベッドに移るか……私は起き上がろうとするも何故か動かない……否、動けない。

としみつさんが後ろから私のこと抱きついてる!!
これって私を抱き枕として扱ってる!?

こんな事されたら私眠れないよ……!!

と「……もう朝か」

『起きたなら早く放してください…』

と「……って!!何でここにいんだよ!?」

『それはこっちのセリフです!!いいから早く解放してください!!』

結局としみつさんが起きるまで私を解放してくれず、そんな私も一睡も出来なかった……

この前の手ならまだマシだが今回は全身だよ!?そんなの寝れるわけが無い!!

……けど、ずっと寝顔を見続けることができたから私なりの特権かなと少し嬉しい気持ちもあった。