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無事スタジオに着き一安心。
いつもの場所にいるだけで少し心を落ち着かせることができた。
と「さっさと飯食うか」
としみつさんはさっきコンビニで買ったおにぎりや飲み物を袋から出す。その中には私がよく飲む紅茶があった。としみつさんもしかして私がこれ好きなのを分かって……
と「好きなの取れ」
『い、いただきます』
私は紅茶をいただき、キャップを開け一口飲んだ。
あぁやっぱり美味しいなぁ……それじゃおにぎりでも……と思っていると、ずっととしみつさんが紅茶のボトルを見つめてた。
と「お前よくそれ飲んでるけど美味いのか？」
『え？美味しいですよ。私のお気に入りです』
としみつさんは「ふーん」と言ってもずっとボトルを見つめ続ける。もしかして飲んでみたいとか？
『……一口飲みます？』
と「いいのか？」
『としみつさん飲みたそうな顔してますからね。今コップに移しますね』
と「別にいい。そのまま寄越せ」
『えっ』
ボトルをそのまま……!?それってもしかして関節キ……ッ!!
と「なんだ。くれねぇのか？」
『えっ!?い、いえ!!どうぞ!!』
私はボトルのままとしみつさんに渡すと、としみつさんもゆっくりキャップを外し、飲み口に口をつけた。
何故だろう……関節キスなんてこの前のキスよりマシな方だと思うのにどうしてこんなに胸が高まるんだろう……
と「んっ……案外うめぇんだな」
『……ッ!!わ、私お風呂入ってきます!!』
私は急いでおにぎりを食べ終え浴室へと逃げた。
仕事だけじゃなく日常もとしみつさんと2人っきりって
私これから大丈夫なのか……？
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作者名：コロッケ | 作成日時：2023年11月1日 5時
