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と「飲んだな!?飲んだなお前!!」
『飲みましたよー！それが何か!?』
と「さっき俺が言ったこと聞いてなかったのか！」
て「えっ…もしかしてナリちゃんに飲ましたらダメだったやつ？」
と「Aは酒好きなくせに人一倍弱いんだ！だから近くで見張ろうと思ったのに…」
ゆ「でも何でとしみつがそんなこと知ってんの？」
と「そ、それは…──」
『私だってもういい大人なんですから、お酒の飲み方とやかく言われることはないです〜としみつさんは私の保護者ですか〜？』
と「そうじゃない。メンバー達に粗相をしたら──」
『粗相？こんな？』
と言いながら隣にいたぷんさんに抱きついてた。
と「バカ！やめろ!!」
『あははは怒った！おもしろーい！』
と「だから飲むんじゃねぇって！」
て「弱いっていうか…酒乱？」
虫「マンゲモンと同種…いやそれ以上かな？」
と「ったく、いい加減にしろ!!」
俺は痺れを切らし、ぷんさんから体を引き剥がし、俺の方に引き寄せた。
『な…にすんですかあ〜〜〜』
と「帰るぞ。これ以上ここに──」
『あーあ、としみつさんってホーントつまんないですよね！』
『男として全然面白みないっつーか、女性ファン多いのに全然女の気持ち分かってないし、あっ、そもそも女っ気ないですよね〜』
虫「ナリちゃん…ちょっと…」
『お腹が空けばいつも五平餅買ってこいって言うし──』
と「もう黙れ…！さもないと──」
『まーた口塞ぐんですかぁ？
こないだみたいに───キスで』
し「えっ!?聞いた!?今の!!」
て「キス!?嘘だろ!?」
と「お前…！この場でなんて事を…!!」
『なに焦ってんですか？本当のことでしょ？』
と「だとしても俺に何の恨みが」
『恨み…？……うら…うら…み…そーですよ！恨んでますよバーカ!!私のファーストキス返せ────ッ』
あれだけ酔って暴れてたAが今度は俺に向かって大泣きしだした。
てか、もしかして俺コイツのファーストキス盗んだってわけ？これが本当のことだったら…と思えばと冷や汗が流れてくる。
と「き、聞いてねぇぞ！何であん時言わねぇんだ！」
虫「ナリちゃん女子校出だったし、としみつに会ってからずっと片想いしてたんじゃ…ない話じゃ…と思うけど」
面倒事になったなと思ってると、高岡さんが俺の肩をポンと叩いた。
高岡さん「としみつさん。責任とってあげなさいね」
と「…はい」
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作者名：コロッケ | 作成日時：2023年11月1日 5時
