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バディに就いてから数週間経った今……あれから私は頑張っているのだが……
と「おいド新人。そこ間違ってるぞ」
『すみません!!』
未だにとしみつさんに怒られっぱなしです……
そんな日々だけど私なりの愛のムチではないかと前向きに考えてる私なのであった。
『よしっ!!今日も頑張るぞー!!……ハックション!!』
虫「あれ?ナリちゃん風邪?大丈夫?」
『はい。ありがとうございます…』
にしても今日は寒気するなぁ……ここ最近気温低いし風邪流行ってるし……
私は皆に移さないようにマスクを付けて仕事を始めると、遠くにいたとしみつさんがマスク姿の私に気づいた。
と「お前どうしたんだ?」
『ちょっと風邪かなぁ〜って……』
と「ふーん。馬鹿でも風邪ひくんだ」
『なっ……!?私は馬鹿じゃありません!!』
と「はっ。精々無茶な事すんじゃねぇよ」
としみつさんは私を嘲笑うかの様な表情を見せて去っていった。
私だって私なりに皆をサポートしてるのに……
今日も皆さんの役に立てるようにサポートするぞ!!
虫「ナリちゃーん。そろそろ出るよー」
『は、はい!!今行きます!!』
あっ!!今日外で撮影だった!!でも予報では後から雨降るって……大丈夫かな?
そんなこんなでメンバー全員で撮影場所へ移動し、いつも通りに撮影を行う。
もう少しで撮影が終わると思った矢先、空から大粒の雨が降ってきた。
て「くっそぉ〜やっぱり降ってきたかー。荷物持って車まで走るぞー!!」
メンバーや先輩バディさんは急いで荷物を持って車まで向かってるに対して、ノロマな私はなかなか支度が終わらずびしょ濡れな状態だ。
はぁ……こんなノロマ私が皆に置いてかれてびしょ濡れだなんてお似合いだな。
そんな事思いながら車へ向かおうとすると、私がいる方に誰かが走ってくるのが見えた。
「馬鹿!!いつまでそこにいるんだ!!」
『…とし……みつさん?』
そこには傘を持ったとしみつさんの姿があった。
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作者名:コロッケ | 作成日時:2023年11月1日 5時