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り「良かったら俺ん家に住まない?」
予想外の展開になった。
まさかりょうくんから住まないって……!!
それはつまり同居!?
り「俺ん家今使ってない部屋あるんだけど、Aちゃんが良ければ良いよー」
『でも色々迷惑かけるかと……』
り「迷惑?そんなこと全然思わないよ。逆にAちゃんが住んでくれた方が賑やかで楽しそうだもん」
りょうくん……なんて心優しいんだ。
私はりょうくんの言葉を信じ、前向きの返答をした。
『りょうくん……よろしくお願いします!』
り「うん。大きい荷物があるなら手伝いに来るから、何かあったら呼んでね!」
『はい!』
まさかの展開で新しい住居が決まった私。
これからの新生活楽しみだ!
と「まさかの結果だったな」
『はい。としみつさんもありがとうございます』
と「おう。これからりょうと一緒に住むから、一気に距離が縮むな」
『同居する前から緊張する…』
と「まぁそうなるわな。せいぜい頑張るんだな」
『はい!』
こうしてはいられない!早速マンションに戻って荷造りしないと!
私はりょうくんととしみつさんにお礼を言って、急いでマンションへ戻った。
荷物はそれ程の量じゃないからすぐに終わるし、往復して荷物を取りに行かなくていいくらいだ。
て「ただいまー」
荷造りが終わった頃てっちゃんが帰ってきた。
そうだ。てっちゃんにりょうくんの所に引っ越すこと言わないと……
『てっちゃん……私──』
て「聞こえてたよ。りょうんとこに行くんでしょ?」
『聞いてたんだ……』
て「ダメだとは言わないけど、何かあったら帰ってきていいからね?」
『……うん!』
良かった……反対されるかと思ったけど、すんなりと受け入れてくれた。
その後りょうくんに荷造り完了の連絡を入れると、明後日から来ていいと返事が来た。
明後日……新たな生活がスタートを迎える!
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2022年6月3日 21時