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り｢ここが俺達のスタジオだよ｣
室内はどこのマンションより広くて、カメラや動画で使うような機材がたくさん配置されていた。
｢あ、りょうくん。いつもより来るの遅かったね……って、そのこは？｣
｢りょうが女を連れてきたぞ!!｣
｢やっと彼女ができたのか!?｣
『えっ!?えっ!?』
大きなテーブルが置かれている所から4人の男性が私を見て近づいてきた。あれ……？皆かっこいいかも………
り｢こーら。彼女がびっくりしちゃうよ？彼女は中村Aちゃん。てつやの従兄弟だよ｣
｢えっ!?てつやの従兄弟!?｣
｢うそ!?可愛すぎでしょ!!｣
｢てつやにこんな可愛い従兄弟がいたなんて……｣
『えっ……えーと……よろしくお願いします』
虫｢僕は虫眼鏡。よろしくね｣
し｢柴田でーす。しばゆーって呼んでねー｣
と｢としみつ。よろしくな｣
ゆ｢ゆめまるだよ。よろしくね！｣
『はい!!……あのてっちゃんは？』
虫｢てつやはちょっと用事あるから遅れるってー｣
『用事……あっ、やばい……』
り｢どうしたの？｣
『今日てっちゃんと一緒にここ来るつもりだったけど、何も言わずに先に来ちゃった……』
｢えぇー!?｣
と｢それって今あんたの事探してんじゃねぇの？｣
ゆ｢とりあえずてつやに連絡入れといた方がいいんじゃない？｣
『そ、そうですよね……』
スマホを開くと大量のてっちゃんからの通知が……あぁまたやっちゃった……
そんな話をしていると、玄関の方から扉が開く音が聞こえた。もしかして……
｢ごめーん。皆に会わせたい人いたんだけど全然連絡取れなくて……って、何でここにいるのー!?｣
『えへへ……』
り｢ごめんてつや。こっち来る時に見かけたから連れてきちゃった｣
『ごめんねてっちゃん？』
て｢もう……心配したんだから｣
ゆ｢それよりてつやにこんな可愛い従兄弟がいるなんてね｣
と｢あと何でりょうと知り合いなんだ？｣
『昨日の夜絡まれたところを助けてくれたんです』
虫｢へぇーさすがジェントルマンりょうだね｣
り｢それって褒めてるの？笑｣
て｢しかもさーA、俺達が東海オンエアって事知らなくてさぁ…撮影の見学みたいな感じで連れてきたんだよねー｣
虫｢そうなんだ!!じゃあ早速始めようよ!!｣
り｢そうだね。準備するからAちゃんはここで待っててね？｣
『うん』
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年6月3日 21時
