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｢…わ、わかりました。彼女をとしみつさんのMV作成のアシスタントに参加させます｣
『……!!』
部長が私をアシスタントとして参加を認めてくれた。嘘ではないかと耳を疑ってしまう。それを聞いたとしみつさんも納得したのか、さっきまでの気難しい表情が消えた。
と｢ありがとうございます。それじゃあ要件は以上なので俺はこれで…｣
としみつさんは席から立ち上がり私の方を見た。
と｢これからよろしくな。えーと……｣
何故か言葉が詰まるとしみつさん。そういえば名前教えてなかった事を思い出した。
『有岡です。有岡A』
と｢A……そっか!!よろしくなA!!｣
『は、はい!!』
こうして私はとしみつさんのアシスタントに参加する事になった。あの部長を丸く治めるなんて驚きだ。
……そういえば夢の中でトッシーが私に魔法をかけたけど、これってトッシーの魔法が効いたっこと？それとも偶然なだけ？
と｢んじゃまたなA｣
としみつさんは私の頭をポンポンと撫でて会議室を後にした。まるで嵐のあとの静けさの様で会議室は私と部長だけが残り、静まり返った。
｢……有岡｣
『は、はい』
｢……頑張れよ｣
『……はい!!』
あれだけ威勢の良かった部長もとしみつさんの言葉が効いたのか静かになった。
私は部署に戻り自分を仕事をやり遂げ、そろそろ定時の時刻を迎える。いつもならここで部長達が残業を無理やり押し付けるはず……
｢……有岡｣
『はい』
ほら来た。今日も案の定残業か……と思いきや
｢今日は帰っていいぞ｣
『えっ？』
まさかの初の残業なし。嘘ではないかと再度耳を疑ってしまう。それでも部長は｢早く帰りなさい｣と今まで口にした事ないような言葉を発する。
『わ、わかりました。ではお先に失礼します』
思いもしない時刻に退社する私。こんなに早く外に出られるなんて初めてだ!!
今日は少し羽でも伸ばそうかなと思っていると、会社の前にあの人が……!!
と｢よっ!!｣
『えっ……!?としみつさん!?』
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ぺぺぺ(プロフ) - 蛍さん» 蛍様、コメントありがとうございますm(_ _)m最近更新遅めですが、それでも読んで頂けたら嬉しいです!! (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - コメント失礼します。ぺぺぺさんの作品、全作見てます！更新頑張ってください！ (2022年7月20日 12時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年5月18日 17時
