夢で逢いましょう

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「──以上で撮影を終了します。お疲れ様でした」


と「ありがとうございました!!」


長きにわたったMV撮影が終了した。
私やとしみつくん含めスタッフさん全員が拍手をして幕を閉じた。


としみつくんがメイクを落としてる最中、私はスタジオの後片付けをしていた。


念願だったMY撮影。長かったような短かったか分からないがとても楽しかった。


『……』


楽しかった時間もつかの間……明日からまた地獄の社畜生活。しかも私が寝てた間に部長から電話来てたから尚怒られるに決まってる……


『はぁ……』


と「何溜め息ついんだ？」


『としみつくん!?どうしたの？』


と「こっちも大体終わったからな。手伝う」


『大丈夫だよ！こっちもそんなに量ないから！』


と「でも、早く終わればお前と会える時間が増えるだろ？」


『……ッ!!う、うん……』


彼からの言葉を聞いて、私も1秒でも早くとしみつくんといたい気持ちが大きくなった。


そしてとしみつくんのおかげで思っていた時間より早く片付けも終わり、スタッフさんも解散した。


と「お疲れ」


『としみつくんもお疲れ様。楽しかった？』


と「そうだな。他にもMV撮影してたけど1番楽しかったかも」


『どうして？』


と「まぁ…お前がいたからかな？」


『そ、そうなんだ……ッ』


最初は横並びで歩いてた私達だったが、恥ずかしくなって少し早歩きした所、隣にいたとしみつくんが歩みを止めた。


と「なぁA。岡崎来ないか？」


『……え？』


岡崎？私が？どうして……？


と「俺お前が夢に出てきてから守りたいと思ったし、一緒にいたいと思ってた……」


『それって……ッ』


私は後方にいる彼の方に振り向いた瞬間ギュッと抱きしめられた。


『としみつくん……』



















と「A……俺お前が好き。一緒に岡崎に行こう？」

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