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『んっ……』
目を覚ますと現実の世界に戻っていた。
あれ？そういえばとしみつくんは？と思っていると私の隣から…
と「おはよーさん」
『……ッ!!と、としみつくんッ!!』
私が起きるのを待っていたのか、ベッドの淵に座ってるとしみつくんがいた。
『い、いつから起きてたの!?』
と「今さっきだよ。俺も昨日から緊張しててあんま寝れてなかったしな」
『そ、そうなんだ……』
どうしよう……夢の中のトシくんの正体がとしみつくんだと分かってから目を合わせるのが恥ずかしくなってきた……
それに私、夢の中でとしみつくんに告白してるんだよ!?もう私の人生終わったに違いない……
と「……A？大丈夫か？」
『えっ!?う、うん!!大丈夫だよ!!』
と「そうか。んじゃ撮影もあと少しだから頑張ろうな」
『う、うん!!』
と「俺は先にスタジオに戻ってるから、Aも早く来いよ！」
そう言いながらとしみつくんは私の頭を優しくポンポンと叩きながら医務室を後にした。
『……ッ!!』
やっぱりとしみつくんは凄いよ。キラキラしてるし、こんな私を慰めてくれるし……私にとってとしみつくんは救世主かもしれない。
『……よしっ!!』
私は気合いを入れて、撮影時間を押した分挽回しようとスタジオに戻った。
『すみません!!ご迷惑おかけしました!!』
「大丈夫だよ。それより体調はどう？」
「あんまり無理しないでね？」
『はい!!大丈夫です。ありがとうございます!!』
良かった。現場のスタッフさん達が優しくて……
会社の上司だったら何を言われることやら……
優しい言葉で今にでも涙が出そうな時、少し離れた所からとしみつくんの声が……
と「Aー。ちょっといいか？」
『……？どうしたの？』
としみつくんの傍に行くと、2着の上着を持っていた。
と「あのさ、最後のトリで着る衣装をどれにしようか迷っててさ。どれがいいと思う？」
彼が持っているのはレザーとスウェード……
どっちかというとスウェードがカッコイイと思う……
『……スウェードかな？』
私はスウェードの方に指を指すと「おっけ。わかった」と言ってスウェードを着用した。
と「1番の見せ場だから、ちゃんと見とけよ」
そう言って彼は大トリの撮影へ向かった。
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ぺぺぺ(プロフ) - 蛍さん» 蛍様、コメントありがとうございますm(_ _)m最近更新遅めですが、それでも読んで頂けたら嬉しいです!! (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - コメント失礼します。ぺぺぺさんの作品、全作見てます！更新頑張ってください！ (2022年7月20日 12時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年5月18日 17時
