28 ページ28
.
家に帰ってお風呂やその他諸々済ませて、あとは寝るだけになった。
夢の中に入ったら絶対としみつくんの事を聞くんだ!!と意気込んで布団に潜った……が
『………』
眠れない。
何故なんだ……今日は疲れてすぐ寝れるはずなのに……
きっと逆に緊張してしまって寝れないのか。
……そうだ!!たしかまだ睡眠薬が残っているはずだ。
私は引き出しに入れてるはずの睡眠薬を探して取り出した。
『……あった。これこれ』
薬の瓶を見ると全然減ってないことに気づいた。
そういえば、としみつくんに会うまでは毎日の様に飲んでたなぁ……
危険だと承知でも何故か手放せなくなって、気がついたら中身が空っぽになってた時もあったな。
でも、としみつくんに会ってからは嘘みたいにぐっすり寝れてるし、目の下の隈も無くなっていた。
もしかして私にとって彼は命の恩人かもしれない。
ここはちゃんとした眠りじゃないと、また前みたいな生活になっちゃうと思い私は手に持っていた睡眠薬を戻した。
ここは眠くなるまでYouTubeでも見ていようかなとスマホを手に取りアプリを開いた。
『……あっ』
ちょうど私のおすすめ画面にとしみつくんの動画が出てきた。その動画はバラード曲のカバーでまだ聴いてないものだった。
私は聴こうと思い再び布団に潜り動画をタップした。
“〜♪”
前聴いた時はロック調の曲を歌ってて力強い歌声だなぁと思ってたけど、バラードだと優しくて透き通った歌声で気持ちがいい。
“〜♪”
あぁ、としみつくんの歌声を聴いてると段々眠く……
﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋﹋
『……あれ、いつの間に』
気がつけば私は夢の中にいた。
いつもの洒落た部屋に白いベッドの上で寝ている私。
今日はどんな人がやって来るんだろうと少し期待に胸を膨らませていると……
｢よぉ、久しぶり｣
私の目の前に現れたのは──
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺぺぺ(プロフ) - 蛍さん» 蛍様、コメントありがとうございますm(_ _)m最近更新遅めですが、それでも読んで頂けたら嬉しいです!! (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - コメント失礼します。ぺぺぺさんの作品、全作見てます！更新頑張ってください！ (2022年7月20日 12時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年5月18日 17時
