夢で逢いましょう

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あの後私は会社で1人黙々と休日出勤をしていた。
資料の数もそれ程多くなかったからスムーズに作る事ができた。


明日からまた仕事が始まるからと、私は急いで戸締りし駅へ向かい電車に乗り込んだ。



『よいしょ…』



今の時間の電車は比較的少ない方で何とか席に座ることができた。



にしても、こんな時間に休日出勤とか最悪。きっとあの会社の事だから休日手当てとか出してくれなさそうだな……



でも今日はとしみつくんと遊べて楽しかったなぁ。私は彼から貰ったスカートが入った紙袋を眺めながら、今日の事を思い返しながら1人ニヤついていた。



そういえばとしみつくん、帰る前に｢また夢でな｣って言ってたけどどういう事だろう……



もしかして最近私が見てる夢ととしみつくん…何か関係が…!!って、まさかそんな訳ないよね。



ないない。と思いながら電車から降りて、歩いて家へ向かっている中、ピコンとスマホの通知が鳴った。



『…あっ、としみつくん』



としみつ今日はありがとな!!仕事終わったか?



Aこちらこそありがとう!!仕事も終わって、もう少しで家に着くとこだよ



としみつそっか。夜さみぃから温かくして寝ろよ



Aうん。ありがと!!



としみつじゃあまた後でな。おやすみ



ん？また後で……？
としみつくん、さっきから何言ってるんだろ……



私はとりあえず“うん。おやすみ”と返信したが、彼にとってはどんな意味なんだろ。



……やっぱり夢の中に出てくるとしくん達と何か関係が!!



私は段々としみつくんの言葉が気になってしまい、確認しようと急ぎで帰宅した。

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