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『す、好きな人……？』
いきなり聞いてきたとしみつくん。驚いた私はとしみつくんの方を向くと、目線は運転に集中しているが、片手で口元を隠していた。
と「わ、わりぃ…変な質問してしまったな。忘れてくれ……」
私の好きな人……それは今私の隣にいる…あなたの事が…
『……いますよ』
と「……え？」
『……と言っても、好きになったのは最近で…ッ!!』
と「どんな奴だ？」
次々と聞いてくるとしみつくん。どうしたんだろう……でも質問に答えないと思い、私は恥ずかしながら応えていく。
『えっと……かっこよくて、優しくて、面白い人で……私の事見てくれてる人だね』
と「そっか……そいつと付き合えたらいいな」
『……ッ!!』
違う……私はとしみつくんが好きなの……
でも、その想いをどう伝えたら……
『としみつくん……!!実は私……!!』
話している最中、私のスマホに着信が入った。そこには部長の文字。休日なのにどうして……
『……もしもし』
“有岡か!!ちょっと急ぎで頼みがあるんだ!!”
『頼み…ですか？』
“明日臨時の会議があるから、明日の朝までに急ぎで資料を作って欲しいんだ”
『でも私今家には……』
“つべこべ言わずに作ってくれ!!頼むぞ!!”
私の話を聞かずに部長は電話を切った。
どうしよう…せっかくとしみつくんと楽しい時間を過ごしてたのに仕事だなんて……
と「どうした？大丈夫か？」
『ごめんとしみつくん。急な仕事入っちゃったから職場までお願いしてもいい？』
と「はぁ？今日休みじゃ…」
『明日急な会議が入ったらしくて、その資料を作ってほしいみたい』
と「でもそういうのは皆と協力して……」
『いいの。私はどうせ雑用係として雇用されてるもんだから……』
と「A……わかったよ」
『ごめんね……』
部長からの電話のせいで、としみつの気持ちも伝える事が出来ず、彼との2人の時間も暗い状況で終わりを向かえるのであった。
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ぺぺぺ(プロフ) - 蛍さん» 蛍様、コメントありがとうございますm(_ _)m最近更新遅めですが、それでも読んで頂けたら嬉しいです!! (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - コメント失礼します。ぺぺぺさんの作品、全作見てます！更新頑張ってください！ (2022年7月20日 12時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年5月18日 17時
