夢で逢いましょう

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としみつくんの車で岡崎へ向かう私達。東京から岡崎までは流石に距離もありさっきからシーンと静けさが続く。



『……』



と「……」



せっかく2人でお出かけだし、親睦を深める為にいるんだから何か話さないと……でも何を話せば……そうだ!!昨日見た動画の話をしよう!!としみつくんYouTuberだから色々話を盛り上げてくれるかも!!



『……あの!!』と「……あのさ!!」



同時に声をかけた私達。まさか同じタイミングになるなんて思わずテンパってしまう。



『ご、ごめん!!としみつくんからいいよ!!』



と「いや、Aから言ってくれ!!」



お互い譲り合って譲り合って…の繰り返していき、『じゃあ…』と私から話を始めた。



『昨日としみつくんの動画見たって話したでしょ？としみつくん的におすすめの動画ってある？』



と「おすすめか…俺的には寝たら即帰宅の旅かな？」


『あっ、それ昨日第1回のやつ見たよ!!としみつくん早めに脱落してて笑っちゃったよ!』



と「あれはなぁ…やばかったな笑。でも第1回しか見てねぇんだろ？」



『うん。2と3はまだ見てない』



と「あれから結構いい感じになってるから見てみろよ」



『そうなの？じゃあ後で見てみるね』



と「おん。あと他に何の動画見たんだ？」



『うーんとね…あと、としみつくんの事知りたいと思って“としみつ王”見たよ』



と「だいぶ昔のやつじゃねぇか。つーかめっちゃ恥ずかしいやつじゃん!!」



『子供の頃の夢がバスの運転手って可愛いね。乗り物好きだったの？』



と「そうだなぁ。車以外の乗り物乗ると何かワクワク感があったな」



『その気持ち分かるかも』



と「Aは子供の頃の夢は何だったんだ？」



『私はケーキ屋さんだったね。ケーキ屋ならいつもケーキが食べられると思い込んでたよ』



と「子供ならではの夢だな。でも今はこうやってYouTuberになったり、歌を出させてくれてめっちゃ楽しい」



『私は全然だよ…あれからMV作成に憧れて就職したけど、まだ1本も携わってないし毎日雑用ばかりで…』



と「でもそんな中俺に会えて参加する事ができたじゃん」



『あれは、としみつくんが言ってくれたおかげで…』



と「俺はAと一緒に最高の作品を作りたいと思って誘ったんだ。だから頑張ろ？な？」



『うん!!』



と「おっ、そろそろ岡崎に着くぞ!今日は目いっぱい楽しめろよ!!」




いよいよ岡崎に到着した私達。最初に彼に案内されたのは──

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